つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

マツダが新型コロナウイルス感染症軽症患者等向け搬送車両を提供。

すでにマスクやフェイスシールドフレームの製造など新型コロナウイルス拡大予防対策への支援活動を実施しているマツダ

f:id:taku2_4885:20200605195705p:plain

(画像 MAZDA)

今回さらに新型コロナウイルス感染症の軽症患者や無症状の病原体保有者等を搬送する車両の提供を発表しました。

 

 

マツダ公式ニュースルーム(PDF)

https://newsroom.mazda.com/assets/100188/200605_JPN_Information.pdf

 

発表と同時にオンライン説明会も実施、CarWatchさんが内容を発信しています。

 

リンク先によると・・・

・ベース車両はCX-8

マツダが開発、架装は関連会社であるマツダE&Tが担当

・まず6月5日に広島県へ9台提供。

 

開発された搬送車両の概要

①前席の乗員の感染リスクを低減するとともに、後席の様子を確認できる仕様

・前席と後席( 列目)の間に、大型の窓を備えた隔壁(パーティション)を設置

・車載の空調と追加架装の後席排気システム(リアベンチレーション)によって前席と後席の圧力差を作ることで、後席から前席への空気流入を抑制

f:id:taku2_4885:20200605181709p:plain
f:id:taku2_4885:20200605181637p:plain
f:id:taku2_4885:20200605181212p:plain
f:id:taku2_4885:20200605181226p:plain
(画像 CarWatch)

資料に書かれている内容は実際の現場から寄せられた要望で、これに応えるように開発が行われたとの事。

 

②感染者搬送後のお手入れのしやすさに配慮

・全席に装備するフロアマットをラバー(ゴム素材)にすることで、除菌や清掃のしやすさに配慮
・座席に装着できるビニールカバーを装備し感染者搬送後に交換することで、消毒などの作業の負担を軽減

 

③より安心してご利用いただくためのオプション設定

・前席と後席の乗員が隔壁(パーティション)越しでもストレスなくスムーズに会話できる通話システム
・前席の乗員が前席と後席の圧力差を確認できる差圧計

f:id:taku2_4885:20200605182339p:plain

(画像 CarWatch)

様々な工夫をこらして開発されていますが、隔壁などは取り外し可能で新型コロナウイル収束後は通常の公用車として使用可能になっているそうです。

さらに、今回は9台を広島県に販売する形になるがその売り上げの中から1台につき10万円が広島県新型コロナウイルスに関する寄付金にへ寄付されます。

 他に要望があれば相談にも応じ、車両などが揃ってる状態なら架装は最大3日であれば可能との事。

 

新型コロナウイルス感染者数は減少傾向で緊急事態宣言も解除されましたが、今後第2波が来る恐れもあります。

一番の理想は感染者が発生せず、提供車両が感染対策に活用される事無く通常の公用車へ戻ることだと思いますが、万が一の際には役立つ事を願いたいと思います。