つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

今週新たに登録されたマツダの特許(2020.7.22)

今週新たに登録されたマツダの特許は4件。

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(画像 ipforce.jp)

その中から気になった内容を取り上げます。

 

 

まずは「自動車の開閉体ロック構造、及び自動車の開閉体ロック方法」という内容。

(べバストジャパン株式会社と共同)

https://ipforce.jp/patent-jp-B9-6726494

 

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(画像 ipforce.jp)

説明図を見ればすぐに分かりますがロードスターRFの電動ハードトップに関する内容です。

資料に書かれている特許の目的は・・・

被係合部材とフック部材との係合に伴う衝撃を吸収するために緩衝部を軟質にした場合、意図しないヘタリなどが緩衝部に生じ易くなる。

緩衝部のヘタリによって被係合部材と先端部とのクリアランスが変動して、車体に対する格納式ルーフの相対位置がずれるおそれがあった。

一方、ヘタリなどを抑制するために緩衝部を硬質にした場合、被係合部材とフック部材との係合に伴う衝撃を十分吸収できず、打音の発生を抑制できないおそれがあった。

つまり、従来の特許内容では格納式ルーフのような開閉体の車体に対する位置ズレと被係合部材との接触による打音とを両立して抑制できないという問題があった。

本発明は、上述の問題に鑑み、車体に対する開閉体の位置ズレと、被係合部材との接触による打音とを両立して抑制できる自動車の開閉体ロック構造、及び自動車の開閉体ロック方法を提供することを目的とする。

電動ハードトップが最初に設定されたNCロードスターはルーフのロックレバーは手動でしたが、現行型のRFではロックも自動化されています。

開閉時の作動音もかなり抑えられているので上記の特許内容が採用されているのかもしれません。

 

 

続いては「車両のレバー装置」という内容。

https://ipforce.jp/patent-jp-B9-6729520

 

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(画像 ipforce.jp)

センターコンソール形状からロードスター用のサイドブレーキに関する内容だと思われです。

資料に書かれている特許の目的は・・・・

パーキングレバーが引き上げ操作されるとき、その操作量(ストローク)が大きいほど、パーキングブレーキによる制動力が大きくなる。

車両の制動を確実に果たすために必要な制動力、及び必要なパーキングレバーのストロークは、路面の状況(例えば、勾配及び摩擦係数等)に応じて異なる。

パーキングレバーの操作時において、運転者はパーキングレバーのグリップを握って自身の肩に向かって引き上げる。

このとき、グリップを引き上げる力が弱いことにより、パーキングレバーのストロークが小さくなると路面の状況によっては必要な制動力が得られない可能性がある。

さらに運転者の肘に対するパーキングレバーのグリップの相対高さが比較的高い車両では、運転者による引き上げ力が発揮され難く、パーキングレバーのストロークが不足しやすくなるという課題を見出した。

そこで、本発明は、パーキングレバーのグリップ位置が比較的高い車両においても、運転者による引き上げ力が発揮されやすい車両のレバー装置を提供することを課題とする。

ロードスターのようなスポーツカーにとってはサイドブレーキの操作感も重要なポイントなのでこのような形でより進化を目指しているのを感じれるのは嬉しいところ。

 

今週は以上になります。

従来なら出願中の特許が木曜日に公開されていますが明日は祝日なので公開無しという可能性もあります。

公開されていた場合は通常通り取り上げたいと思います。