今週新たに公開されたマツダが出願中の特許は14件。
その中から気になった内容を取り上げます。
特許情報プラットフォーム
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/
まずは「車両の下部車体構造」という内容。
(公開番号:2020-142613)
こちらはハイブリッド車の下部構造に関する内容です。
注目点はガソリンだけでなくディーゼルのハイブリッドも視野に入れてる点。
バッテリーユニット(図中No.4)の形状がMX-30と同じなのでスモール群車両の可能性が高そうです。その場合は将来的にMAZDA3やCX-30にディーゼルハイブリッドが追加される可能性もあるかもしれませんね。
資料に書かれている特許の目的は・・・・
低剛性部が形成されているクロスメンバから離れたサイドシルの一部に衝撃荷重が局所的に入力した場合、低剛性部に入力される荷重が少なくなるため十分な衝撃吸収機能を果たすことができずフロアフレームの変位量が大きくなる。
つまり、クロスメンバに低剛性部やビード部等を設けたとしても衝撃荷重の入力位置からクロスメンバ(低剛性部やビード部等)までのロードパスを形成できなければ十分な衝撃吸収性能を確保することができない。
本発明の目的は、側面衝突時に衝撃荷重の入力位置に拘らず衝撃吸収性能を確保可能な車両の下部車体構造等を提供することである。
マツダは2021年以降に第2世代のSKYACTIV-Dを導入していく予定ですが、今回の特許がスモール群車両向けの場合はMAZDA3やCX-30にディーゼルハイブリッドが追加される可能性もあるかもしれませんね。
今週気になった出願公開は以上になります。
来週もどのような内容が出てくるのか楽しみにしたいと思います。
※再チェックでパノラマルーフに関する出願があったので追記という形で記事にしました。