北米で一足早く2021年モデル(商品改良モデル)が発表されたCX-30。
日本でも間もなく発表予定ですが、欧州でもオランダマツダが2021年モデルを正式発表しました。
CX-30に関しては北米で2.5ターボモデル追加を中心とする2021年モデルが発表済み。
日本でも商品改良モデルがまもなく発表される見込みとなっています。
欧州でも以前から改良内容に関する噂が出ていましたが、ついにオランダマツダが欧州で最初に2021年モデルを正式発表。
主な改良点をピックアップしていきます。
改良点①:SKYACTIV-XのスペックUP
〇最高出力とトルクの違い
・改良前
最高出力:180ps/6,000rpm、トルク:224Nm/3,000rpm
・改良後
最高出力:186ps/6,000rpm、トルク:240Nm / 4000rpm」
〇燃費とCO2排出量の違い(一例としてSKYACTIV-X(FF/AT))
・改良前
燃費:6.5L/100km、CO2排出量:146g/km(WLTP)
・改良後
燃費:6.1L/100km、CO2排出量:138g/km(WLTP)
日本で発表済みのMAZDA3商品改良と同様にSKYACTIV-XがスペックUP。
最高出力とトルクを向上させたのと同時に燃費とCO2排出力も改善。
ソフトウェアのみのアップデートでこれらを両立してるのはSKYACTIV-Xのポテンシャルの高さを感じさせる部分と言えそうです。
MAZDA3日本仕様のスペック(最高出力:190ps/6000rpm・トルク:240Nm/4500rpm)と比べると最高出力よりも低速トルクを重視したチューニングが行われている模様。
改良点②:エンジンの名称変更。
・SKYACTIV-X⇒「E-SKYACTIV X」
・SKYACTIV-G(M-ハイブリッド付き)⇒「E-SKYACTIV-X」
こちらも日本仕様のMAZDA3・MX-30と同様の変更が行われています。
改良点③:SKYACTIV-D 1.8搭載モデルの設定が無しに。
上記はグレード一覧表ですが、SKYACTIV-D 1.8搭載モデルが記載されていません。
欧州では現地メーカーのディーゼル不正の影響から小型車を中心に需要が低下、マツダもCX-5以外のモデルでSKYACTIV-Dの設定を縮小するという情報が出ていました。
当分はガソリンのマイルドハイブリッド車が中心となりそうです。
続いてはグレード別に変更点を。
〇CX-30(標準グレード)
・ダッシュボード・ドアトリム・アームレストのカラーがブルーからブラックへ変更。
CX-30のファブリックシート仕様に設定されていたブルーのダッシュボード・ドアトリム・アームレストがブラックにカラー変更。
ちなみに、ブラックカラーのダッシュボードとドアトリムはすでに100周年特別記念車で採用されています。
〇Comfort(中間グレード)
・標準のファブリックシート仕様はブルーのダッシュボード・ドアトリム・アームレストがブラックにカラー変更、オプションのレザー内装を選択するとブラウンに。
・電動テールゲートの設定が無しに。
〇Luxury(上級グレード)
・レザー内装・電動テールゲートが標準装備
・これまでセットオプションだったサンルーフとi-Activsenseが個別に選択可能に。
現車が販売店へ到着するのは来月との事。
現時点で発表されている改良点は以上となります。
基本的には日本で発表されたMAZDA3と同様にSKYACTIV-XのスペックUPが中心となる改良でしたが、走りと環境性能を同時に進化させてるのはポテンシャルの高さを感じさせる部分と言えます。
個人的にはブルーのダッシュボードやドアトリムの設定が無くなったのはやや気になるところ。
CX-30ではグレージュ内装が一番お気に入りなので・・・。
日本でもまもなく商品改良が正式発表されますが、内容が気になるところですね・・・・。