数日前に国内販売店で予告されていた現行MAZDA3/CX-30初期型のSKYACTIV-D 1.8搭載モデルを対象にした制御プログラム最新化サービス「MAZDA SPIRIT UPGRADE D1.1」
本日マツダから正式発表されました。
国内販売店で予告されていた内容を取り上げたブログ。
以前から積極的に情報発信されている大阪マツダさんが予告されていましたが、ライブ配信などの情報を見る限りだと「9月2日に発表されるはず・・・」と予想していました(笑)
そして予想通り本日マツダから正式発表。
サービスの正式名称は予告通り「MAZDA SPIRIT UPGRADE D1.1(マツダ スピリット アップグレード ディー 1.1)」で公式HPでは新たに専用ページも開設されました。
〇専用ページ
今年2月にSKYACTIV-Xなどを対象にした第一弾は「MAZDA SPIRIT UPGRADE」という名称でしたが、今回はSKYACTIV-D向けという事で”D1.1”というフレーズが追加されています。
前回公開したブログのおさらいになりますが、今回のアップデートサービスで初期型のSKYACTIV-D 1.8はこのようなスペックになります。
〇アップデート前
最高出力:116ps/4000rpm、トルク:270Nm/1600~2600rpm
〇アップデート後
最高出力:130ps/4000rpm・トルク:270Nm/1600~2600rpm
(MAZDA3/CX-30共にスペックは同じ)
昨年末に発表された商品改良モデルと同じスペックにアップデートされます。
スペックだけ見ると最高出力が上がっただけという印象を持つかもしれませんが、このアップデートは最高出力UPに加えてトルク特性の改善も含まれています。


力強い加速に加えてより優れたアクセルレスポンスも得る事が出来る事からマツダは日常でも体感できる進化とPRしています。
初期型に乗り続けてきたオーナーさんは特に違いを体感出来るのではないでしょうか?
今回の対象車はこちら。
自分の愛車が対象なのかは車検証で車体番号を確認するのが最適かと思います。
気になるサービスの価格は「46,200円(税込)+工賃」
事前に5万円程度という噂もありましたが、工賃込みだと噂通りでしょうか・・・?
メーカー純正でこのようなサービスは前例が無いので価格だけ見ると高く感じてしまう方もいると思いますが、アフターマーケットにおけるエンジンスペックUPのチューニング手法で定番の「ECU書き替え」は数万~10万以上の費用が必要になるのが一般的。
もちろん、アフターマーケットのECU書き替えはエンジンスペックUPに加えてスピードリミッターカットなども含まれる事例があるので一概に比較できないかもしれませんが、メーカー純正でエンジンスペックUPサービスが5万円前後で受けられるのはかなり割安だと思います。
ただ、サービスを受けた場合でも車両の保証期間・条件は変更されませんが、アップデート前に戻すことが出来ない等いくつか注意事項もあるのでこちらもご確認を。
あと、9月4日夜20時からはマツダ公式YouTubeチャンネルで「MAZDA SPIRIT UPGRADE D1.1 オンライン発表イベント」も実施予定。
おぎやはぎの愛車遍歴にも出演されているモータージャーナリストの竹岡圭さんとマツダエンジニアによるトークセッションが予定されているようなのでこちらも注目ですね。
今回発表された主な内容は以上となります。
今年2月のSKYACTIV-Xに続いてついにSKYACTIV-D 1.8も対象になった「MAZDA SPIRIT UPDATE」ですが、専用ページのQ&Aによると現時点で対象となるのはMAZDA3/CX-30
のみ。
今後CX-3のSKYACTIV-D 1.8やCX-5等に搭載されているSKYACTIV-D 2.2にもサービスが展開されるのか気になるところですね。
CX-5に関しては今年初めに”対応予定”と書かれている記事が出ましたが実際はどうなるのか・・・。
さらに来年から導入開始されるラージ群モデルでも「MAZDA SPIRIT UPDATE」が提供される可能性は十分考えられるので今後のマツダにとって大きなブランド価値になっていきそうです。