つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

マツダが既存車両の商品性向上を目的とした制御プログラムなどの最新化サービス「MAZDA SPIRIT UPGRADE」を開始。

f:id:taku2_4885:20210205190903p:plain

(画像 NetCarShow.com)

以前から話題に上がっていた「既存車両へのソフトウェアアップデートを提供」という内容ですが、本日マツダからついに正式発表されました!

 

これまでの流れをおさらいすると・・・・

昨年11月、SKYACTIV-Xの改良版”SPIRIT 1.1”に関する情報と共に既存ユーザー向けに無償アップデートを検討中という話題が初浮上。

この時点では「対象はSKYACTIV-Xのみ」という状態でしたが、アップデート版ソフトウェアが国交省の認可を取得したという情報と共に「CTSとMRCCのアップデートも検討中」という続報が先月出ていました。

 

ここ最近はTwitterでも様々な情報が出ていた中でついにマツダから正式発表。

既存車両を対象に商品性向上を目的とした制御プログラムなどの最新化サービスMAZDA SPIRIT UPGRADE(マツダ スピリット アップグレード)」という名称でスタートします。

 

第一弾として対象となるのは事前の情報通り「MAZDA3」「CX-30」

f:id:taku2_4885:20210219162729p:plain
f:id:taku2_4885:20210219162737p:plain
(画像 MAZDA)

① 新世代ガソリンエンジン「e-SKYACTIV X(イー・スカイアクティブ エックス)」エンジン搭載車のエンジンとATトランスミッション制御プログラム

(2019年11月8日~2020年11月27日生産のe-SKYACTIV X搭載車対象)

・素早いアクセル操作に対する応答性とコントロール性が向上し、高回転まで気持ちよく伸びるドライビングフィールが進化し、マツダが目指す人馬一体の走りにさらなる磨きがかかります。

 ② クルージング&トラフィック・サポート(CTS)の制御プログラム (2019年4月2日~2020年12月1日生産のCTS装着車対象)

作動上限車速を約55km/hから高速域まで引き上げ、高速道路や自動車専用道路の渋滞時等に運転疲労の軽減をサポートします。

 ③ マツダ・レーダー・クルーズコントロール(MRCC)の制御プログラム

(2019年3月5日~2020年8月28日生産の全車対象)

追従走行における加減速制御を、より人間特性に合わせより滑らかにします。

CTSとMRCCのアップデートに関してはこれまで様々な憶測が飛んでいましたが、多くの方々の期待通り内容に含まれました。

今回のアップデートは特別に”無償”で実施される事も注目点だと思います。

 

対象車をお持ちのオーナーさんにはアップデートに関する案内が順次送られる予定で、届き次第販売店で実施という流れになりそうです。

Twitterのフォロワーさん情報だと今後は有償になるもののソフトウェアアップデートを引き続き行っていく予定との事。

ソフトウェアアップデートはサービスキャンペーン扱いとなっているので今後はこちらの情報もチェックした方がいいかと思います。

 

以前から度々触れていますが、今回の「MAZDA SPIRIT UPGRADE」は改良前モデルの残存価値(リセールバリュー)を向上させる可能性が見込める点も含めて素晴らしいアフターフォローだと思います。

来年に登場予定のラージ群モデルもアップデート対象になる可能性が高いので、SKYACTIV導入以降マツダが目指している「ブランド価値経営」の面でも大きな取り組みになりそうですね。

ただ、マツダとしては乗り換え需要も考えないといけないはずなので今後の商品改良は「MAZDA SPIRIT UPGRADE」に負けないくらい魅力的で中身の濃い内容になるかもしれませんが・・・(笑)

 

motor-fanの記事によると「SKYACTIV-Dのアップデートも検討していきたい」との事なので「MAZDA SPIRIT UPGRADE」の今後の展開も楽しみですね。