つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

CX-60欧州仕様の直6 e-SKYACTIV-D 3.3搭載モデルには2つのスペックが用意される?

(画像 MAZDA)

CX-60を含むラージ商品群で大きなトピックの一つである直6エンジンですが、欧州向けのCX-60では直6 e-SKYACTIV-D 3.3搭載モデルに2つのスペックが用意されるという情報が出てきました。

 

欧州向けのCX-60は現在PHEV仕様のみ予約受注が開始されており、「直6 e-SKYACTIV-D 3.3搭載モデル」「直6 e-SKYACTIV-X 3.0搭載モデル」は2022年末~2023年にかけて導入される予定となっています。

その中で今回は欧州向けの「直6 e-SKYACTIV-D 3.3搭載モデル」のスペックに関する情報が出てきたので紹介したいと思います。

 

今回取り上げるのはドイツの自動車メディア「AUTONOTIZEN」が掲載した記事。

一昨日から解禁された公道試乗レポートに関する内容ですが、その中でこのような一文が・・・。

Unter der langen Motorhaube werden die Motoren längs eingebaut.

Ab 2023 auch Reihensechszylinder als Diesel in zwei Leistungsstufen und als Skyactiv-X Benziner mit Kompressionszündung. 

エンジンは長いボンネットの下に縦置きで搭載されている。

2023年からは2つの出力レベルのディーゼルエンジン(e-SKYACTIV-D 3.3)、および圧縮着火式のガソリンエンジン(e-SKYACTIV-X)の直6エンジンも提供される予定です。

どうやら欧州では直6 ディーゼル搭載モデルに2種類の出力スペックが設定されるという情報が出てきているようです。

日本仕様では「直6 SKYACTIV-D 3.3 ⇒231ps/500Nm」「直6 e-SKYACTIV-D 3.3 ⇒254ps/550Nm」と発表されているようにマイルドハイブリッドの有無でスペックが異なりますが、欧州仕様の直6ディーゼルはマイルドハイブリッドを採用した「e-SKYACTIV-D 3.3」のみ公表されているので、一つのエンジンで2種類のスペックが設定される可能性が高そうです。

 

ちなみに、欧州で販売されているマツダ車では一つのエンジンに複数のスペックが設定されている事例が多くあります。

(一例)

〇MAZDA3・CX-30

(画像 ドイツマツダ)

⇒欧州向けのe-SKYACTIV-G 2.0搭載モデルは「122ps」と「150ps」の2種類あり。

CX-5

(画像 ドイツマツダ)

⇒欧州向けのSKYACTIV-D 2.2搭載モデルは「150ps」と「184ps」の2種類あり。

欧州仕様でこのような設定がある理由としては、CO2排出量だけでなく馬力によって自動車関連の税金が変わってくる国があるのが理由のようです。

上に挙げた事例があるので、CX-60も直6 e-SKYACTIV-D 3.3搭載モデルに2種類のスペックが用意されると見て良さそうです。

 

マツダの直6エンジンは欧州でも高い注目を集めているので、日本仕様のスペックとどれだけ違うようになるのか気になるところですね。