昨年8月末からPHEVモデルが販売開始されている「CX-60 欧州仕様」ですが、これに続いて販売予定と予告されていた直6 e-SKYACTIV D 3.3搭載モデルの初期ロッド車両が現地に届き始めたようです。
CX-60欧州仕様に関しては昨年8月末頃からPHEVモデルの販売がスタートしていますが、これに続いて「e-SKYACTIV D 3.3」「e-SKYACTIV X 3.0」2つの直6エンジン搭載モデルを導入する事も公表済み。
PHEVの次はe-SKYACTIV D 3.3搭載モデルを2023年初頭に発売予定と案内していましたが、初期ロッド車両がついに現地に到着したようです。
今回取り上げるのはイタリアの自動車メディア「MotoriSuMotori」が掲載した記事。
リンク先では「Mazda CX-60: arrivano in Europa le prime unità della versione diesel」という題名で欧州向けの直6 e-SKYACTIV D 3.3搭載モデルの初期ロッド車が到着した事を報道。
調べた限りだとドイツ・フランス・イタリアなど欧州主要国向けのマツダ車はベルギー・アントワープ港で降ろされるようなので、リンク先に掲載されている写真もアントワープ港で撮影されたものだと思われます。
ちなみに、日本仕様の直6 SKYACTIV-D 3.3はマイルドハイブリッド有り/無しの2種類が用意されていますが、欧州仕様は全てマイルドハイブリッド有りの「e-SKYACTIV D 3.3」
ただし、同じエンジンでもスペックは2種類用意されます。
ハイスペックVer.(254HP)はAWDのみですが、ノーマルVer.(200HP)はAWDに加えてFRも選べるのがポイント。
さらに欧州向けのe-SKYACTIV D 3.3は尿素SCRが装備されているのも特徴ですが、直4版に装着されていた物より小型化されて尿素の消費量も少なくなっています(日本仕様のSKYACTIV-Dは全て尿素SCR未装着)
欧州では不正問題で需要が大きく低下しているディーゼルエンジンですが、一方でアウトバーンの長距離移動やキャンプ用トレーラー等を牽引する場面では燃費とトルクで強みとなるディーゼルエンジンの需要が見込まれる話もあります。
日本では売れ筋となっている直6 e-SKYACTIV D搭載モデルが欧州でどれだけ反響があるのか注目ですね。