日本と欧州に続いてオーストラリアでも販売される予定となっているCX-60ですが、オーストラリア仕様では直6ガソリンターボエンジン搭載モデルが設定されるようです。
これまで公表されたCX-60に搭載されるエンジンはこちら。
〇日本
・直6ディーゼルターボ+マイルドハイブリッド(e-SKYACTIV D 3.3)
・直6ディーゼルターボ(SKYACTIV-D 3.3)
・直4ガソリンNA(SKYACTIV-G 2.5)
・直4プラグインハイブリッド(e-SKYACTIV PHEV)
〇欧州
・直6ディーゼルターボ+マイルドハイブリッド(e-SKYACTIV D 3.3)
・直6ガソリンNA+マイルドハイブリッド(e-SKYACTIV X 3.0)
・直4プラグインハイブリッド(e-SKYACTIV PHEV)
現時点でも幅広いエンジンラインアップが展開されていますが、これに続いてオーストラリアマツダがCX-60に搭載されるパワートレインの種類を発表しています。
現地メディアもオーストラリアマツダの発表内容を一斉に取り上げています。
〇DRIVE
〇CarExpert
〇Carsguide
オーストラリアで販売されるCX-60にはプラグインハイブリッドに加えて、ディーゼルとガソリン両方の直6ターボエンジン搭載モデルを設定する事を発表(スペックは後述)
・直6ターボエンジンはディーゼル・ガソリンどちらも48VマイルドハイブリッドとAWDを組み合わせるが、ガソリンエンジンの種類(SKYACTIV-G or SKYACTIV-X)はまだ未公表。
加えて現地メディアによると・・・。
・CX-60オーストラリア仕様は当初2022年末に発売開始される見込みだったがやや遅れて来年春頃になる。
・遅れる理由は現在オーストラリアで実施している走行テストで得たデータを量産モデルへ活かすため。
なんとオーストラリアで販売されるCX-60には欧州と日本に設定の無い「直6ガソリンターボエンジン搭載モデル」も用意されるとの事。
昨年10月にマツダが発表した計画だと直6ガソリンターボエンジンは北米市場向けの「CX-70」「CX-90」用という印象だったので驚きですね・・・。
オーストラリアマツダは直6ターボエンジンのスペックも一部公開しています。
〇直6ディーゼルターボ"e-SKYACTIV D 3.3"(48Vマイルドハイブリッド+AWD)
最高出力・・・187kW(254PS)/3,750rpm
トルク・・・550Nm/1,500 ~ 2,400rpm
〇直6ガソリンターボ(48Vマイルドハイブリッド+AWD)
最高出力・・・209kW(284PS)/5,000rpm
トルク・・・450Nm/2000 ~ 3500rpm
直6ディーゼルに関しては日本仕様のXD-HYBRIDと同じスペックが用意されるようですが、直6ガソリンターボのスペックが公開されたのは初。
直6ガソリンターボエンジンとしてはやや控えめのスペックに感じてしまうかもしれませんが、こちらも導入地域や車種によって複数のスペックが用意される可能性も十分考えられるので、北米市場へ導入される「CX-90」「CX-70」に搭載される直6ガソリンターボエンジンのスペックにも注目したいところ。
ちなみに、北米でも直6ガソリンターボエンジンは「排気量は3.0Lで48Vマイルドハイブリッド付き」という話題が出ています。
それにしてもガソリンエンジンの種類(SKYACTIV-G or SKYACTIV-X)がまだ公表されないのは不思議ですね・・・・。
何かスゴイ秘策があるのでは?という妄想が勝手に広がってしまいますが(笑)
CX-60オーストラリア仕様のグレード構成は既存のマツダ車と同じ「Evolve」「GT」「Azami」となる見込みで、より詳しい内容や価格はクリスマス前に発表予定。
マツダにとってオーストラリアは重要度の高いマーケットなのでどれだけ反響を得るのか注目です。