昨年9月に販売開始されてから導入地域がどんどん広がっている「CX-60」ですが、現時点で販売されているエンジンを地域別にまとめてみました。
CX-60は昨年9月に日本と欧州で販売開始されましたが、その後2023年に入ってから導入地域がどんどん拡大。
(一例)
当初マツダの資料を見た限りだとCX-60は日本や欧州がメインと推測していたので、中南米や南アフリカなどにも導入されたのが予想外でしたが、現在販売されている地域でラインナップされているエンジンの種類を興味本位でまとめてみました。
〇地域別エンジンラインナップ一覧(2023年8月6日時点)
(横へスクロール可能)
(※:▲は公式ニュースリリース等で導入予定を公表済み)
確認できる限りでCX-60発売を正式発表している国をまとめてみましたが、現時点で導入地域が最も多いのは直6ガソリンターボエンジン「e-SKYACTIV G 3.3 T」と、直4ガソリンNAエンジン「SKYACTIV-G 2.5」の7か国。
直6ディーゼルエンジンに関しては、マイルドハイブリッド仕様の「e-SKYACTIV D 3.3」が5か国導入されている一方で、マイルドハイブリッド無しの「SKYACTIV-D 3.3」は日本のみ。
そして「e-SKYACTIV PHEV」はCX-60のメインマーケットと公表されていた日本や欧州を中心に4か国導入されています。
日本市場では直6ディーゼルエンジン搭載モデルが売れ筋になっていますが、グローバル目線で見るとガソリンエンジン搭載車の方がより多くの国に導入されている事が分かりますね・・・。
あと、「SKYACTIV-D 3.3」に関しては日本以外で導入を検討している情報が見当たらないので、このまま日本市場専用になる可能性もありそうです。
一方、CX-60のエンジンラインナップにはSPCCI燃焼を採用する直6ガソリンエンジン「e-SKYACTIV X 3.0」も今後追加予定で、欧州マツダは当初から販売する方針を表明。
スペック等はまだ公表されていませんが、2023年に登場予定とアナウンスされています。
今年後半には3列シートの「CX-80」も正式発表される予定なので、CX-80と合わせてe-SKYACTIV X 3.0も発表されるかもしれませんね・・・。
プラグインハイブリッドに関しては南アフリカマツダも2024年に導入予定と公表していますが、昨今の電動化需要の高まりを考えると今後さらに導入地域が増える可能性も考えられます。
エンジンラインナップを国別で簡単にまとめてみましたが、CX-60は今後もASEANや中南米を中心に導入地域がまだ増える見込みとなっています。
当初の想定以上にグローバルで販売されそうなCX-60ですが、豊富なエンジンラインナップを活かして人気を獲得していくことを期待したいですね。