つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

CX-60オーストラリア仕様に搭載される直6ガソリンターボエンジンの排気量は「3.3リッター」との事、日本と欧州向けに追加される可能性は?

CX-60オーストラリア仕様に「直6ガソリンターボエンジン搭載モデル」も用意されることを前回のブログで取り上げましたが、さらに排気量や日本・欧州仕様に追加される可能性について触れてる記事が出てきました。

 

 

オーストラリアマツダは本日10月13日に現地で販売されるCX-60のパワートレインラインアップを発表。

日本・欧州仕様に設定されてない「直6ガソリンターボエンジン搭載モデル」もラインアップされるのが注目ポイントですが、このエンジンの排気量や日本・欧州仕様に追加される可能性について触れている記事があったので紹介したいと思います。

 

 

まず直6ガソリンターボエンジンの排気量に関してはオーストラリアマツダの公式ニュースリリースを改めて確認すると書かれていました。

Two newly developed straight-six engines featuring M Hybrid Boost technology – Mazda’s 48V mild hybrid system – will also debut on Mazda CX-60.

The first is a 3.3-litre e-Skyactiv D turbodiesel, producing 187 kW at 3,750rpm and a substantial 550 Nm of torque between 1,500 and 2,400rpm. 

Alternatively, a high-powered turbocharged petrol unit is available, again with a 3.3-litre capacity, delivering 209 kW at 5,000rpm and 450 Nm of torque from 2,000 to 3,500rpm.

マツダの48Vマイルドハイブリッドシステム「Mハイブリッドブースト」を搭載した新開発の直6エンジン2機種も「Mazda CX-60」に初搭載されます。

1つは3.3リッターe-Skyactiv Dターボディーゼルで、最高出力187kW/3,750rpm、最大トルク550Nm/1,500-2,400rpmを発生します。

さらに、209kW/5,000rpmと450Nm/2,000-3,500rpmのトルクを発生する3.3リッターの高出力ターボチャージャー付きガソリンユニットが用意されています。

オーストラリアマツダは直6ガソリンターボエンジンの排気量はディーゼルと同じ"3.3リッター"と発表しています。

欧州で先に発表されている直6版 e-SKYACTIV Xが「3.0リッター」と発表されていた事からガソリンターボも同じ排気量になるのでは?と推測していたのでなかなか驚きですね・・・。

マツダのSKYACTIVエンジンはゆとりある排気量で得たエネルギーをパワーアップよりも燃費・環境性能向上に生かすコンセプト(=アップサイジング)なので、ディーゼルに続いてガソリンターボも排気量が通常より大きくなってるのかもしれません。

 

 

続いてオーストラリアの自動車メディア「CarExpert」が掲載した記事では直6ガソリンターボエンジンがオーストラリア以外の地域へ導入される可能性について触れられています。

マツダオーストラリアの広報担当者からはこのような回答を得たとの事。

Mazda wouldn’t say whether this engine will power the upcoming CX-70 and CX-90, which are confirmed for the North American market, and left the door open to the e-Skyactiv X inline six rolling out beyond European borders following its initial release.

“Japan and Europe will not be equipped with this Skyactiv-G inline-six at this time,” said the Mazda Australia spokesperson.

“The inline-six petrol specifications for the CX-70 and CX-90 in North America will be shared at a later date.

“As for the e-Skyactiv X petrol engine, Mazda plans to introduce this to Europe and will announce the launch timing at a later dater. For other markets, we will make an announcement at a later date.”

マツダは、このエンジン(直6ガソリンターボ)が北米市場向けの「CX-70」「CX-90」に搭載されるかどうかは明言せず、直6 e-SKYACTIV Xが先行発売後に欧州の国境を越えてロールアウトする可能性も残しています。

マツダオーストラリアの広報担当者は、「日本と欧州には、現時点ではこの直6 SKYACTIV-Gは搭載されません」と述べています。

北米のCX-70とCX-90の直列6気筒ガソリン仕様については、後日共有する予定です。

e-Skyactiv Xガソリンエンジンについては、欧州への導入を計画しており、発売時期については後日発表します。その他の市場については、後日発表します。

現時点で日本と欧州向けのCX-60に直6ガソリンターボエンジン搭載モデルを追加する計画は無いようですが、注目なのは直6ガソリンターボエンジンの種類を"SKYACTIV-G”と証言している事。

オーストラリアマツダが発表したニュースリリースには記載されていませんが、広報担当者が証言したという事はかなり信憑性が高そうですね・・・。

北米市場向けの「CX-70」「CX-90」に搭載されるエンジンに関しては今回も明言されてないようですが、おそらく同じ直6ガソリンターボが搭載されるのではないでしょうか?(スペックは変えてくる可能性もあるかも・・・?)

日本で発売開始された直6 e-SKYACTIV Dもかなり力強いトルクを味わえますが、やはり直6エンジンらしい回転フィールはガソリンの方がより味わえると思うので導入を期待したいところ・・・(笑)

 

 

オーストラリアマツダニュースリリースで直6ガソリンターボの中身が明らかになってきましたが、北米向けの「CX-90」「CX-70」発表に合わせてさらに詳しい内容が発表されると思うので楽しみに待ちたいと思います。