日本と欧州で高い人気を集めている「CX-60」ですが、今回は日本と欧州におけるエクステリアの仕様の違いについて紹介したいと思います。
CX-60に関しては内外装やパワートレインで多くの種類が用意されていますが、今回取り上げるのはフロントフェンダーに装着されてる「サイドシグネチャーガーニッシュ」
FR車らしいプレミアムレングスを活かした加飾ですが、日本仕様では大きく分けて2種類あります。
⇒パワートレインのロゴとクローム加飾(ブラック or メッキ)を採用。
「左:PHEVモデル、右:直6ディーゼルモデル (画像 MAZDA UK)」 ☆日本仕様の採用モデル
・PHEV系モデル
・XD-HYBRID系モデル
⇒ハイブリッドシステム搭載でフェンダーアーチ/ボディ下部はボディ同色仕様(PHEV S Packageのみフェンダーアーチ/ボディ下部は未塗装樹脂仕様でテクノロジーバッヂ付きを採用)
〇ノーマル仕様
⇒パワートレインのロゴと加飾は未採用(材着ブラック仕様)
⇒パワートレインのロゴと加飾は未採用(材着ブラック仕様)
☆日本仕様の採用モデル
・XD系グレード
・25S系グレード
大まかに言うと日本仕様の場合は「ハイブリッドシステムの有無」と「フェンダーアーチ/ボディ下部の違い」でサイドシグネチャーガーニッシュの仕様が分けられています。
一方で、先にPHEVモデルから発売開始された欧州では2023年に入ってから直6ディーゼルエンジン搭載モデルの販売が徐々に開始されており、今月に入ってからはメディアによる試乗レポートも解禁。
日本と同様に直6エンジンとは思えない優れた燃費が高い評価を得ているようですが、その中で動画メディア"XTRAMOTOR"が公開した試乗動画で気になる部分がありました。
こちらはPHEVモデル(ロジウムホワイト)と直6ディーゼルモデル(ソウルレッド)の比較試乗を行っている動画ですが、直6ディーゼルモデルを見ると・・・。


フェンダーアーチ/ボディ下部が未塗装仕様の直6ディーゼルモデルにも関わらずテクノロジーバッジ仕様のサイドシグネチャーガーニッシュが装着されています。
さらに、ドイツ国内の販売店に届いている直6ディーゼルモデルを調べてみても同様でした。
Mazda CX-60 e-SKYACTIV-D 200 PS EXCLUSIVE P-GSD CON-P als SUV/Geländewagen/Pickup in Soltau
欧州仕様の直6ディーゼルモデルは日本仕様と同様に2種類のスペック(200ps or 254ps)が用意されていますが、欧州仕様の場合はどちらもマイルドハイブリッドが採用されているのが特徴。
そこから推測するとテクノロジーバッジ仕様のサイドシグネチャーガーニッシュはエクステリアの違いでは無く電動化技術を採用しているモデルの証しという意味合いが込められてるのかもしれませんね・・・。
ただ、先日発表された北米向けのラージ商品群3列シートSUV「CX-90」の場合は全モデル電動化技術が採用されているにも関わらず、パワートレインのロゴと加飾が無いサイドシグネチャーガーニッシュも用意されているので、推測が間違ってる可能性もありますが(苦笑)
仕向け地によって細かな仕様が異なる事例はたくさんありますが、日本国内ではXD系グレードと25S系グレードを購入されたオーナーさんが後からサイドシグネチャーガーニッシュを交換している事例が多い印象・・・。
個人的にもノーマル仕様のサイドシグネチャーガーニッシュは質感がやや気になる印象だったので、オプションで選択できるようになると嬉しい人が多いかもしれませんね。