海外の主要国でモデルイヤーの更新が進んでいるマツダ車ですが、欧州でも「MAZDA2」「MAZDA3」「CX-30」「CX-60」の2023年モデルに関する情報がようやく出始めました。
海外で販売されている自動車は毎年夏頃からモデルイヤーの更新が行われるのが通例で、マツダも夏頃から北米を中心に"2023年モデル"への更新が進んでいますが、今回取り上げるのは「MAZDA2」「MAZDA3」「CX-30」「CX-60」欧州仕様の2023年モデル。
欧州でこれら4車種の2023年モデルはまだ正式発表されていませんが、一足早くWEBカタログが公開されていたので紹介したいと思います。
デンマークマツダ公式HPを見ると「MAZDA2」「MAZDA3」「CX-30」「CX-60」2023年モデルのカタログが公開されていました。
まず注目なのは日本で商品改良の噂が出始めている「MAZDA2」ですが、今回公開されたカタログの限りだと2022年モデルから変更点はありませんでした。
メキシコマツダが7月に公開した2023年モデルもほぼ現状維持だった事を考えると、日本で噂が出ている商品改良モデルは海外で"2024年モデル"扱いになる可能性も考えられますね・・・。
そしてもう一つ注目なのが「CX-60」
日本と欧州で秋に発売されたばかりなので2023年モデルになっても変更点はありませんが、デンマークで販売されているCX-60には新たに2人乗りのバン仕様が追加されていました。
ただ単にリアシートを無くしただけではなく、延長されたラゲッジボード下に小物入れがあったり、運転席背面にアクリル製と思われるガードまで追加されているので、かなり本格的な造りですね・・・。
さらに、一般的にバン仕様の場合は内装や装備がシンプルになりますが、CX-60のバン仕様はグレードやパワートレインの選択肢が通常モデルと同じなのもポイント。
欧州で売れ筋と思われるPHEV仕様で比較すると、バン仕様の方が全体的に約10万クローネ(日本円換算で約190万)安くなっています。
比較した車両本体価格は税込みと表記されているので、デンマークではバン仕様にすると税金面で有利なのかもしれませんね・・・。
あと、北欧では特に電動車両の需要が多いイメージもあるので、PHEVの商用車という位置づけを狙ってる可能性も考えられます。
現時点でCX-60のバン仕様が公開されているのはデンマークのみですが、今後欧州の他地域でも登場するのか気になるところですね。
残る「MAZDA3」「CX-30」も北米や日本と同様に大きな変更・改良はありませんでしたが、「MAZDA3」は来年登場20周年を迎えるので"2024年モデル"で記念車が登場してもいい気が・・・(笑)
来年もどのような動きがあるのか注目ですね。