先月ル・マン24時間レースの舞台であるサルトサーキットでデモランを実施した「MAZDA 787B 55号車」ですが、今月は英国でもデモランを実施する事が発表されました。
現在787B 55号車はフランスへ遠征中で6月にはサルトサーキットで開催された「ル・マン100周年レース」と「ル・マン クラシック」でデモランを実施。
現地では美しい4ローターサウンドを響かせて今も変わらぬ人気を獲得している787Bですが、今月は英国でデモランを実施する事が新たに発表されました。
今回新たに787B 55号車の参加が発表されたイベントは「2023 Goodwood Festival of Speed」
「Goodwood Festival of Speed」は車好きで有名なイングランド貴族の第11代リッチモンド公爵(チャールズ・ゴードン・レノックス)が、"私有地のサーキット"であるグッドウッドを開放して古き良きレーシングカーの魅力を味わえるイベントとして1993年から毎年開催(コロナ禍の影響で2020年のみ中止)
毎年決められたテーマに沿った車両やゲストが招待されるだけでなく特定の自動車メーカーにイベントホストを任せるのが特徴で、マツダもNDロードスターが発売開始された2015年にホストメーカーを務めた事で787B 55号車を中心とするマツダのロータリーレーシングカーが一堂に集まりました。
(MZRacingさんの動画レポート)
787B 55号車がGoodwood Festival of Speedへ参加するのはこの2015年以来ですが、今回注目なのは1991年ル・マン24時間レースで優勝した時のドライバーだった"ジョニー・ハーバート氏"が787B 55号車のデモランを担当する事。
ジョニー・ハーバート氏が787B 55号車のステアリングを握るのは優勝20周年を記念してサルトサーキットをデモランした時以来となるので、かなり貴重な瞬間になりそうですね・・・。
(2011年デモラン時の車載映像)
787Bは9月に富士スピードウェイで開催されるマツダファンフェスタでもデモランが予定されているので、輸送期間等を考えると今回の欧州遠征における最後のデモランとなりそうです。
ジョニー・ハーバート氏によるドライブはかなり貴重なので、出来ればYouTube等でライブが見れるといいのですが・・・。