つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

欧州で「CX-80」の発売開始が数か月遅れる噂が浮上、日本とドイツで実施されている開発プログラム期間を延長か?

(画像 MAZDA)

今年後半にワールドプレミアされる可能性が有力視されていたマツダのラージ商品群3列シートSUV「CX-80」ですが、発売開始が遅れる噂が出てきています。

 

 

CX-80はラージ商品群の中でも日本や欧州向けの3列シートSUVで、他にもオーストラリア・南アフリカマツダ現地法人が導入する方針を発表済み。

欧州とオーストラリアの現地法人は2023年後半に"詳細発表"と予告している事に加えて、6月頃には欧州でテスト車両もスクープされた事からワールドプレミアの時期が近づいてる可能性が高まっていましたが、ここにきて発売開始が遅れる噂が出てきています。

 

 

今回取り上げるのはスペインの自動車メディア「motor.es」の記事。

10月7日付でEl esperado nuevo Mazda CX-80 retrasa su lanzamiento en Japón y en Europa, el SUV más grande de la marca continúa con sus pruebas(待望の新型マツダCX-80、日本と欧州での発売を延期 ブランド最大のSUVはテスト走行を継続)」というタイトルの記事を掲載。

リンク先によると・・・・。

マツダは日本とドイツで実施されているCX-80開発プログラムの期間を延長した。

・開発はあと数か月掛かる見込みなので、販売開始は2024年に入ってからとなるだろう。

・日本でも一部メディアで発売開始が遅れると報じられているようだが、上記の理由から欧州でも販売開始は遅れる事になるだろう。

・広島からの最新情報によると日本で正式発表(おそらく価格やグレード発表の意味)されるのは来年初めで、欧州での販売開始は来年夏前になる可能性がある。

詳しい情報源が書かれていないので信憑性は今のところ不明ですが、Twitter等でも少し前から発売開始が遅れる噂を見かけたのでちょっと気になるところ・・・。

遅れる理由としてはCX-60・CX-90を販売してから寄せられてるユーザーからの声を活かすために開発期間を延長した事が考えられますが、それ以外で考えられるのは「ラージ商品群の生産体制」

実は同じラージ商品群SUVで北米向けの2列シートモデルと公表されている「CX-70」も発表・発売が遅れる事が米国マツダ公式Twitterで明らかになっています。

これは今年春に発売開始されたCX-90の需要が高まっている事を受けて生産台数を増やすのが理由と説明されていますが、発売開始されているCX-60・CX-90は全て防府第2工場のみで生産されている事に加えて、今年6月に退任された丸本前社長も「CX-90北米仕様の生産開始によって防府工場の生産キャパは一杯になると思う」と回答。

(丸本前社長のコメントが掲載されている記事)

この事から防府工場の生産キャパを増強するか他の工場でもラージ商品群を生産する必要性が出てきますが、今のところ実際に生産増強の発表や報道は出てきていないので、「CX-70」「CX-80」の生産開始にはまだしばらく時間が掛かる事が考えられます。

 

防府第2工場以外でFRプラットフォームとPHEVレベルの電動車両を生産できそうなのはロードスターやMX-30を生産している宇品第1工場のみですが、ここはすでに一部地域で販売・生産終了が公表されてる「CX-8」「CX-9」も生産している工場。

国内生産拠点と生産車種一覧 CX-90は加筆 (画像 MAZDA)

CX-9に関してはすでに米国市場向けの生産が終了していますが、CX-8日本仕様の生産も12月で終了する予定なので、これと並行して徐々にCX-70・CX-80生産へシフトする可能性も考えられます。

 

 

あと、CX-80は今月下旬に開催されるジャパンモビリティショー(旧:東京モーターショー)でワールドプレミアされる予想が多く出ていますが、もし噂通り発売開始時期が遅れるとすればワールドプレミアの時期も変更されるのか気になるところ・・・。

マツダからも近日中に出展内容が発表されると思うので注目ですね。