つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

マツダがラージ商品群SUVを宇品工場でも2024年度中に生産開始へ、CX-70とCX-80の生産開始時期に関する情報も。

防府工場の生産ライン (画像 MAZDA)

現在防府工場のみで生産されているマツダのラージ商品群SUVですが、宇品工場でも生産開始する報道が出てきています。

 

 

新開発の直6エンジンやFRアーキテクチャーを採用したマツダのラージ商品群は現在「CX-60」「CX-90」が登場していますが、現在この2車種は全て山口県防府第2工場のみで生産。

その一方で、6月に退任された丸本前社長はメディアのインタビューで「CX-90北米仕様の生産開始によって防府工場の生産キャパは一杯になると思う」と発言されていました。

ラージ商品群は今後さらに「CX-70」「CX-80」も登場予定である事から、今後他の工場でもラージ商品群を生産する可能性が高まっていましたが、これに関する新たな報道が出てきています。

 

 

今回取り上げるのはマツダに関する情報でおなじみ「中国新聞」の記事。

・これまでラージ商品群は防府工場のみで生産してきたが、「CX-60」「CX-90」どちらも販売好調なのに加えて今後さらに「CX-70」「CX-80」も登場する事を踏まえて宇品工場でも2024年度中に開始する。

・大きさの違う車を造り分ける設備やノウハウがあるので、操業を長期間止める改修は必要ない模様。

・宇品工場はラージ商品群3列シートSUVが出そろうのに合わせて既存の3列シートSUV2車種(CX-8CX-9)の生産を終えるので、空いた生産能力をまずはCX-60に振り分けて切れ目の無い移行を目指す。

防府工場はCX-60・CX-90に加え、「23年中にCX-70」「2024年3月頃にCX-80」も生産開始する見込み。

・宇品工場では当面「CX-60」を生産する見通しで、防府工場では引き続きラージ商品群全4車種を生産することになる。

予想通り防府工場だけでなく宇品工場でもラージ商品群が生産される事になりそうですが、CX-8CX-9の生産終了によって空いた生産能力を振り分けると書かれているので、新たにラージ商品群を生産するのは「宇品第1工場(U1)」が最有力。

国内生産拠点と生産車種一覧 CX-90は加筆 (画像 MAZDA)

宇品第1工場はすでにFR車(ロードスター)やPHEVレベルの大容量バッテリー搭載車(MX-30)を生産しているので、操業を長期間止める改修が必要ないという報道とも一致すると思います。

記事では2024年度中に生産開始と書かれていますが、大規模な改修を行わないなら2024年度入ってすぐ(2024年4月頃?)に開始されるかもしれませんね。

ちなみに、防府第2工場は2021年夏にラージ商品群生産に備えた改修を実施するために工場稼働を約1か月停止していました。

 

宇品工場では当面の間CX-60のみ生産するようですが、防府工場はCX-60・CX-90に加えて「23年中にCX-70」「2024年3月頃にCX-80」も生産開始する見込みという報道が出てきたのも注目ポイント。

当初CX-70・CX-80は今年夏から年末にかけてワールドプレミアされる可能性が高まっていましたが、どちらも発売開始が遅れる報道が出ていました。

今回の報道と合わせると「CX-70」は年末~年明けすぐにワールドプレミアされる可能性が考えられますが、「CX-80」は昨日マツダから発表されたジャパンモビリティショー2023の出品一覧にも含まれてなかった事から、年内にワールドプレミアされる可能性は低いかもしれませんね・・・・。

 

今後の計画についてはジャパンモビリティショー2023だけでなく、11月に行われるはずの2024年3月期 第2四半期決算等でも発表される可能性があるので引き続き注目しておきたいと思います。