現代の自動車にとってほぼ必須となっているADAS(先進運転支援システム)ですが、マツダ車のADASに関する情報が出てきています。
今回見つけたのは世界中の企業ニュースリリースを取り上げている「business Wire」が配信したこちらの記事。
〇business Wire
〇Lattice Semiconductor社公式ニュースリリース
〇Lattice Semiconductor社公式Facebook
リンク先によると、米国・オレゴン州を本拠地とする半導体企業"Lattice Semiconductor(ラティスセミコンダクター)"が、今月10日付のニュースリリースで「自社のFPGA(書き換え可能な集積回路)がマツダの先進運転支援システムに採用された」と発表。ラティス社のニュースリリースを見るとすでに「CX-60」と「CX-90」に搭載されている古河電工製監視レーダーに活用されている事を伺わせる記述もあります。
このFPGAを採用する事で検出範囲・検出精度・空間認識性能がより進化するようですが、CX-60と古河電工製監視レーダー採用が発表されたのは昨年春で、CX-90も北米での発売開始から半年経っているので、今の時期にこのようなニュースリリースが出てくるのは少し不思議な感覚も・・・。
素人なので分かりませんが、このような事例はそれほど珍しくないのでしょうか・・・・?
今回のニュースリリースでマツダ統合制御システム開発担当執行役員の今田道宏さんはこのようにコメント。
「マツダは、お客様の『生きる喜び』のために『走る歓び』を追求し、社会に貢献することに尽力しています。
ラティスの革新的なFPGAを活用することで、最も高度で信頼できるADAS機能を持った車両性能をさらに強化できると確信しています。
ドライバーを保護し、力を与える車の製造における卓越性を追求し続ける中、ラティスと共に安全で安心できる運転をお客様に提供することで未来を形作っていくことを楽しみにしています。」
ラティス社のFPGAによってADAS機能をさらに強化できる事に加えて、今後登場するマツダ車にも採用されていく事が伺えます。
先日大幅商品改良が正式発表されたロードスターもMRCC等が新採用されたのに加えて車両形式も一部変わってので、CX-60・CX-90に続いてラティス製FPGAが採用されてる可能性もあるかもしれませんね・・・。
今後もADAS系の重要性は高まっていくはずですが、マツダには"走る歓び"を両立しながらより進化させていく事を期待したいです。