つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

長安マツダが「CX-50 ハイブリッド」の販売開始を正式発表、車両価格やスペック等も公開されたので詳しくチェック。

(画像 長安マツダ)

本日開幕した広州モーターショーですが、長安マツダが予告通り「CX-50 ハイブリッド」の販売開始を正式発表しています。

 

 

長安マツダは今月3日にCX-50 ハイブリッドモデル生産開始に合わせて広州モーターショーで正式発表する事も予告していましたが、今日の開幕に合わせて現地メディアから実車画像や動画が早くも解禁。

前回のブログでも純内燃機関モデルとの違いを中心に紹介しましたが、長安マツダから販売開始が正式発表されています。

 

 

長安マツダ・プレスカンファレンスLIVEアーカイブ(autohome)

〇yiche.com

(画像 autohome、yiche.com)

長安マツダは広州モーターショーのブースでプレスカンファレンスを開催してCX-50 ハイブリッドの発売開始を正式発表。

価格やグレード構成も発表されており、長安マツダ公式HPでは車両価格やスペック等も公開されているのでポイントを順番に紹介していきます。

 

長安マツダ公式HP・CX-50専用サイト

プレスカンファレンスの写真にも写っていますが、CX-50 ハイブリッドは4グレード構成。

・2WD 悦行版(17インチアルミホイールやファブリック内装など)

・2WD 安行版(19インチアルミホイールやブラックレザー内装など)

AWD 智行版(安行版と同じ装備内容のAWD車)

AWD 尊行版(テラコッタ内装/BOSEサウンド/安全装備等もフル装備)

CX-50 ハイブリッドの特徴はすでに販売されている純内燃機関モデルに無かったAWDモデルが用意される点ですが、WEBカタログによるとMi-Driveで"Trailモード"が選択できるのはAWDモデルのみとなるようです。

(画像 長安マツダ)

次に車両本体価格ですが、内燃機関搭載モデル(2.0L/2.5L)が「159,800元~200,680元(日本円換算で約359万~414万円)」なのに対して、ハイブリッドは「195,800元~239,800元(約404万円~約496万円)」

内燃機関モデルは排気量が2つある事に加えてFFのみなのも関係していますが、同じFFで装備内容も近そうな「内燃機関モデル 2.5L智行版」と「ハイブリッド 安行版」で比較すると価格差は20,000元(約41万円)になります。

このあたりの価格差は日本で販売されているトヨタハイブリッド車とほぼ同じ感じでしょうか・・・?

(画像 長安マツダ)

 

次にパワートレインの最高出力/トルクや燃費性能を紹介。

(画像 長安マツダ)

CX-50 ハイブリッドのスペックに関しては8月頃に噂が出ていましたが、今回公開されたWEBカタログを見ると噂通りのスペックでした。

(8月に噂を取り上げたブログ記事)

内燃機関モデルから燃費性能が大幅に進化していますが、同じハイブリッドシステムとエンジンを搭載していると思われるトヨタSUVと改めて比較。

  CX-50 HV ヴェンザ HV ワイルドランダー HV
排気量 2,500cc 2.500cc 2.500cc
最高出力 131kW(178ps) 131kW(178ps) 131kW(178ps)
燃費(km/L) 5.10~5.34(FF)/5.56(AWD) 5.08(FF)/5.24(AWD) 5.1(FF)/5.23(AWD)

※:ヴェンザ・・・ハリアーの海外仕様名

※:ワイルドランダー・・・中国で販売されているRAV4の兄弟モデル

FFのベースグレード(2WD 悦行版)はヴェンザ/ワイルドランダーと同等の燃費性能ですが、それ以外のグレードはトヨタSUVの方がやや優れています。

これに関してはパワートレインのセッティングや装着タイヤなども影響してると思われますね。

装備面を考えると実際の売れ筋は2WD 安行版以上のグレードの可能性もあると思うので、トヨタ製のハイブリッドを搭載した中でもどこまでマツダらしい走りやフィーリングを実現しているかが販売の鍵でしょうか・・・。

 

 

続いてボディカラーラインナップですが、こちらは純内燃機関モデルと全く同じ7色が選択可能。

 

(画像 長安マツダ)

・ジルコンサンドメタリック

・インゴットブルーマイカ

・ソウルレッドクリスタルメタリック

・マシーングレープレミアムメタリック

・ポリメタルグレーメタリック

・ジェットブラックマイカ

・スノーフレイクホワイトパールマイカ

CX-50 ハイブリッドに関しては政府機関へ届出された書類にエアストリームブルーメタリックのように見える車体画像が掲載されていましたが、今回の発表では含まれていませんでした。

単なる光の当たり加減でそれっぽく見えただけなのか、それとも後から追加される事もあるのか気になるところですね・・・。

(画像 中華人民共和国 工業情報化部)

 

 

長安マツダから公開された主な情報は以上となりますが、CX-50 ハイブリッドは今月3日から生産が開始されているので現地の販売店にも近日中に実車が届き始めると思われます。

中国では電動化車両に対する急速な需要の高まりでマツダ車の販売は苦労が続いていましたが、今年後半に入って少しずつ回復傾向の兆しもあるので本格的なハイブリッド車投入によってさらに勢いが増す事に期待したいですね。