広州モーターショーで正式発表される「CX-50 ハイブリッド(中国仕様)」ですが、現地の模様だけでなく試乗レポートも出てきています。
今年4月に初披露されてから少しずつ情報が出てきていたCX-50 ハイブリッド(中国仕様)ですが、今月3日に生産が開始されたのに加えて広州モーターショーで正式発表する事も長安マツダから発表。
まもなく開幕を迎える状況でしたが、現地メディアは早速実車レポートや試乗動画を公開しています。
まず最初に取り上げるのは中国の自動車メディア「autohome」のCX-50関連情報ページ。
autohomeは車種別に関連動画や画像を多く掲載していますが、広州モーターショーのマツダブースに展示されるCX-50 ハイブリッドの実車画像が早くも掲載されています。
☆ジルコンサンドメタリック
☆インゴットブルーマイカ
4月の初披露で展示されていた実車はエクステリアのみ公開でしたが、今回はインテリアなども公開。
基本的にフェンダーとテールゲートに装着される"HYBRID"エンブレム以外は純内燃機関モデルと同じですが、インテリアでハイブリッド独自仕様と思われるポイントがいくつかありました。
①シフトノブと周辺のスイッチ
・シフトノブの形状が変更。
・シフトUP/DOWNスイッチが"M"では無く"S"に。
・Mi-Driveスイッチ追加(CX-50中国仕様で初採用)
・シフトノブ右側にEVモードボタン追加。
②メーター
・タコメーターがCHARGE/POWERメーターに変更。
CX-50 ハイブリッドはトヨタ製のハイブリッドシステムを採用する事からシフトノブや周辺スイッチに加えてメーターも変わっています。
トヨタのハイブリッド車はシフトノブに"Bモード"がありますが、CX-50 ハイブリッドは”Sモード"と表記されていますね(おそらく機能自体はほぼ同じだと思いますが・・・・)
ちなみに北米などで販売されているCX-50はすでにMi-Driveが採用されていますが、中国仕様に搭載されるのは今回のハイブリッドモデルが初となります。
あと、シフトノブの形状も変わっていますが、調べた限りだとカローラクロス ハイブリッド等と同じシフトノブにも見えますね。
CX-50 ハイブリッドは中国だけでなく北米にも導入予定ですが、北米仕様を生産しているアラバマ工場はトヨタとの合弁でカローラクロスも生産されているのでそれも関係してるのでしょうか・・・?
そしてCX-50 ハイブリッドモデルと言えばハイブリッドシステムだけでなくエンジンもトヨタ製になる事が公表されていましたが、エンジンルームの画像も出てきています。
従来のマツダ車では"SKYACTIV"と書かれたエンジンヘッドカバーが目印でしたが、CX-50 ハイブリッドはトヨタのハイブリッド車と同じエンジンヘッドカバーでエンブレムのみマツダになっています。
参考までにCX-50 ハイブリッドと同じシステム/エンジンと推測されているトヨタ・ヴェンザ(ハリアー)の画像と比較してみると・・・・。
エンジンヘッドカバーのデザインやエアクリーナーの位置などは同じですが、CX-50の場合はエアクリーナーの形状が異なる事に加えてエンジン左側にECUらしき物が装着されています。
あと、ハイブリッド車のエンジンルームでよく見かけるオレンジ色のハーネスはヴェンザだと見当たらないですね・・・。
トヨタ製のハイブリッドシステムを搭載したマツダ車は先代アクセラという前例がありますが、今回のCX-50 ハイブリッドはエンジンもトヨタ製になるので提携関係をより生かした車とも言えます。
こうなるとCX-50 ハイブリッドの走りが気になるところですが、現地では早くも試乗動画も解禁されています。
走行シーンを見るとエンジンサウンドはやはりSKYACTIVエンジンとやや異なるようにも感じますね・・・。
動画を見るとMi-Driveを操作している場面があり、前日取り上げた情報通り選べるモードは純内燃機関モデルと異なっていました。
・CX-50 内燃機関車(北米仕様):「NORMAL / SPORT / OFFROAD / TOWING」
・CX-50 ハイブリッド:「Normal / Power / Trail」
正式発表前に画像や動画が多く出てきましたが、おそらく本日の正式発表に合わせて発売(先行予約?)も開始されるはずなので、今後さらに詳しいレポートも出てくると思われます。
CX-50 ハイブリッドは中国だけでなく北米にも導入予定ですが、パワートレイン等が同じ仕様になるのか気になるところです。