つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

ドイツマツダが「MX-5(ロードスター) 2024年モデル」のカタログを公開したので2023年モデルと車両重量の違いをチェック。

日本と欧州で大幅商品改良モデルが正式発表されている「ロードスター(MX-5)」ですが、ドイツマツダがWEBカタログを公開しています。

 

 

ロードスターは10月5日に大幅商品改良モデルが正式発表されましたが、エンジンスペックや車両重量などの主要諸元はまだ未定と案内。

これはまだ大幅改良モデルの形式認可を取得中なのが理由ですが、日本に続いて大幅商品改良モデル(MX-5 2024年モデル)が正式発表された欧州ではドイツマツダが主要諸元も含めたカタログを公開しているので、車両重量の違いを2023年モデルと比較してみました。

 

 

〇ドイツマツダ公式HP・MX-5 2024年モデル特設サイト

(画像 ドイツマツダ)

 

ドイツマツダは他の欧州各国に先駆けてMX-5 2024年モデルのWEBカタログを公開。

日本仕様では未定となっている車両重量も掲載されていたので、2023年モデルと比較してみました。

その前にドイツ仕様のグレード構成をおさらい。

左:2023年モデル、右:2024年モデル (画像 ドイツマツダ)

☆PRIME‐LINE(日本仕様の"S"と同等グレード)

・ファブリック(ブラック)内装

・マニュアルエアコン

・アシンメトリックLSD未装着

・一部の安全機能(RCTA/RCTB、BSM、SCBS R)の設定無し。

☆EXCLUSIVE-LINE(日本仕様の"S Leather Package"と同様グレード)

・レザー(ブラック)内装

・フルオートエアコン

BOSEサウンドシステム

・安全機能フル装備

・SKYACTIV-G 2.0搭載車のみアシンメトリックLSD装備

☆HOMURA(日本仕様の"RS"と同等グレード)

・レカロシート内装

・ストラットタワーバー

ビルシュタイン製ダンパー

ブレンボ製キャリパー

・RAYS製16インチアルミホイール(SKYACTIV-G 1.5搭載車)

・BBS製17インチアルミホイール(SKYACTIV-G 2.0搭載車)

・SKYACTIV-G 2.0搭載車のみアシンメトリックLSD装備

☆KAZARI(日本仕様の"S Leather Package V Selection"と同等グレード)

・スポーツタン内装

・ベージュカラーのソフトトップ

・RFは2トーンルーフ仕様

・その他装備はEXCLUSIVE-LINEと同じ。

まずドイツ仕様のパワートレインに関しては以前からソフトトップ・RFどちらも「SKYACTIV-G 1.5 / 2.0」両方設定されていますが、SKYACTIV-G 1.5搭載車に関しては全グレードでLSD未採用なのが特徴。

その一方でスタビライザーは全モデル採用と思われます。

あと、日本仕様で新採用されたMRCC(マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール)は装備一覧に掲載されていないので、やはり欧州仕様に採用されていないようです。

 

これらを踏まえたうえで車両重量を比較すると・・・・。

左:2023年モデル、右:2024年モデル (画像 ドイツマツダ)

・Leergewicht・・・・・・・・・・燃料やオイルなどを抜いた空重量

・Leergewicht einschl. Fahrer・・・・ドライバーを含む車両重量

・Zulässige Achslast・・・・・・・・前後重量

・Zulässiges Gesamtgewicht・・・・空重量と最大積載量の合計

一番シンプルな"Leergewicht"を見ると、SKYACTIV-G 1.5搭載車はソフトトップモデルが2㎏増(1,001㎏⇒1,003㎏)なのに対してRFは変わっていないので意外に重量UP幅は少なめ。

これに対してSKYACTIV-G 2.0搭載車は、RFに設定されているATモデルが5㎏増(1,114㎏⇒1,119㎏)に抑えられてるのに対して、MT車はソフトトップ/RFどちらも16~19㎏増とラインアップの中で特に増えています。

グレード構成やグレード毎の主要装備範囲自体はほとんど変わっていないので、SKYACTIV-G 2.0のMT車のみ増量幅が大きいのは謎ですね。

SKYACTIV-G 2.0のMT車のみ搭載されるアシンメトリックLSDも従来のLSDより大幅に重くなるアイテムには思えないので・・・・。

 

 

今回はあくまでドイツ仕様の比較なので参考程度ですが、これらの内容から推測すると日本仕様ではソフトトップのSグレードやRFのAT車はカタログ表記の車両重量が大幅に変わらない可能性も考えられますね・・・。

日本では大幅商品改良モデルが来年1月に販売開始予定なので、それまでにカタログの諸元表も更新されるはずなので、車両重量がどうなっているのか注目です。

(国内仕様の車両重量を予測した先月のブログ記事)