今月初めに日本で一部商品改良が正式発表されたMAZDA3ですが、北米マツダも2023年モデルを正式発表しています。
MAZDA3に関しては今月6日に日本仕様の一部商品改良が正式発表。
こちらはSKYACTIV-G 2.0がマイルドハイブリッド付きに刷新する改良が中心でしたが、これに続いて北米マツダも2023年モデルを米国とカナダで正式発表しています。
基本的には米国とカナダで共通の改良内容ですが、順番に紹介していきます。
改良ポイント①:SKYACTIV-G 2.5(NA)は新たに気筒休止システムを採用して燃費を改善、加えて最高出力もUP。
CX-5等に搭載されているSKYACTIV-G 2.5(NA)にはすでに気筒休止システムが採用されていましたが、MAZDA3北米仕様にもようやく採用されました。
※訂正:MAZDA3北米仕様は2019・2020年モデルの一部グレードで気筒休止システムが搭載されていました。
2021・2022年モデルでは一旦廃止されていたので2023年モデルで再登場となります。
これによって燃費が改善されていますが、合わせて最高出力も「186hp ⇒ 191hp」へUPされているのも注目ポイント。
改良ポイント②:Carbon EditionはFFに加えてAWDも選択可能に。
黒を基調とした外装とレッドレザー内装を組み合わせたSKYACTIV-G 2.5(NA)搭載モデルの特別仕様車として人気を集めている"Carbon Edition"ですが、2023年モデルからAWDも選択可能に。
元々北米ではAWDの需要が高いという話を耳にしたことがあるので、人気モデルでも選べるようになった形です。
改良ポイント③:米国仕様の「2.5 S Premium Package」はAWDのみに。
SKYACTIV-G 2.5(NA)搭載モデルの最上級グレード「2.5 S Premium Package」は2023年モデルからAWDのみに。
こちらもCarbon Editionと同様にAWDの需要が高いのが理由と考えられます。
改良ポイント④:米国仕様のセダンは設定グレードが一部廃止。
赤・・・・SKYACTIV-G 2.0搭載モデルが廃止。
オレンジ・・・・「2.5 Turbo」がハッチバックのみに。
これまで米国仕様はセダンのみSKYACTIV-G 2.0の設定がありましたが、今回廃止されてハッチバックと共通に。
さらに、SKYACTIV-G 2.5ターボ搭載モデルの標準グレード「2.5 Turbo」はハッチバックのみとなっています。
改良ポイント⑤:車両本体価格が値上げ。
(米国仕様)
(カナダ仕様)
全グレードで車両本体価格が値上げされていますが、特にSKYACTIV-G 2.5系はNA・ターボどちらも800~900ドルの値上げとなっています。
このあたりは昨今の原材料高騰の影響と思われますね・・・。
現時点で確認できる変更点は以上となります。
現地の販売店へ実車が届き始める時期に関しては、米国・カナダ共に「ハッチバックは秋」「セダンは冬」と予告されています。
日本仕様と同様に一部パワートレインの改良以外はグレード設定や車両本体価格の値上げがメインとなっていますが、やはり北米仕様はSKYACTIV-G 2.5ターボ搭載モデルが魅力的ですね・・・・。
日本と北米に続いて欧州でも2023年モデルが発表される可能性が高いので引き続き注目しておきたいと思います。