先日CX-50中国仕様のエンジンヘッドカバーが既存のマツダ車と異なる形状になっている事を取り上げましたが、これに関して新たな動きが出てきています。
今月16日に量産と先行予約が解禁された「CX-50 中国仕様」ですが、このモデルで注目なのは従来のマツダ車とは大きく異なる形状のエンジンヘッドカバーが採用されている事。


CX-50中国仕様へ搭載されるエンジンは「SKYACTIV-G 2.0 / 2.5」ですが、従来のSKYACTIV-Gエンジンとは異なるエンジンヘッドカバーが採用されています(写真のCX-50 中国仕様のエンジンはおそらくSKYACTIV-G 2.5)
これまで見た限りだと他のマツダ車へ採用されている事例はありませんでしたが、改めて調べてみるとCX-50中国仕様以外にもこのエンジンヘッドカバーが採用されてる事例が出てきました。
それが「北米向けのMAZDA3・CX-30」


北米向けのMAZDA3・CX-30は昨年秋に2023年モデルが正式発表されていますが、米国の自動車購入情報サイトAutotraderで両モデルの2023年モデルを調べてみると・・・。
〇MAZDA3 ファストバック
New 2023 MAZDA MAZDA3 s for sale in MARTINEZ, GA 30907: Hatchback Details - 665895888 - Autotrader


〇MAZDA3 セダン
New 2023 MAZDA MAZDA3 s for sale in MARTINEZ, GA 30907: Sedan Details - 674806041 - Autotrader


〇CX-30


北米向けのMAZDA3・CX-30には「SKYACTIV-G 2.5(NA)」搭載モデルが設定されていますが、2023年モデルを改めて調べてみるとCX-50 中国仕様と同じエンジンヘッドカバーに変わっていました。
一方で同じSKYACTIV-G 2.5(NA)搭載車でも「CX-5」と「CX-50 北米仕様」のエンジンヘッドカバーは従来のままです。
〇CX-5


〇CX-50(北米仕様)


北米で販売されているMAZDA3・CX-30のSKYACTIV-G 2.5(NA)搭載モデルは、2023年モデル登場時に気筒休止システムを新たに採用したのに加えて、最高出力も「186hp ⇒ 191hp」へスペックUPされたので、これが理由で新しい形状のエンジンヘッドカバーが採用された可能性も考えられます。
個人的にはマツダエンブレムとエンジン形式ロゴがメッキ調になってる従来のエンジンヘッドカバーの方が質感も高くて好みなので、変わって欲しく無いのが正直なところですが(苦笑)
現時点でエンジンヘッドカバーが変わったのは「CX-50 中国仕様」「MAZDA3/CX-30 北米仕様」のみですが、今後他のモデルやエンジンにも似たようなエンジンヘッドカバーが展開されるのか気になるところですね・・・。