日本で大幅商品改良モデルが正式発表されている「ロードスター」ですが、欧州でも"MX-5 2024年モデル"が発表されています。
ロードスター(MX-5)に関してはすでに日本で大幅商品改良モデルが今月5日に正式発表されており、昨日開幕したジャパンモビリティショー2023(JMS)では実車も初披露。
これまで大幅商品改良モデルが発表されているのは日本のみでしたが、JMS開幕に合わせて欧州でも2024年モデルとして正式発表されました。
☆MX-5 2024年モデル発表のリリース一例
〇ドイツマツダ
〇フランスマツダ
〇スペインマツダ
〇英国マツダ
☆公表された改良内容
・ヘッドライト・テールライトの意匠変更
・エアログレーメタリック追加
・アルミホイールのデザイン変更(16/17インチ)
・DSC-TRACK
・新世代マツダコネクト+8.8インチディスプレイ採用
・ファブリックシートの素材変更
・USB TypeC端子
・AppleCarplay / AndroidAutoのワイヤレス接続に対応
・フレームレスミラー
・インテリジェントスピードアシスト(ISA)追加。
・特別仕様車「KAZARI」追加(ドイツ)
☆KAZARI専用装備
・スポーツタン内装
・ベージュカラーのソフトトップ
・2トーンルーフ(RF)
・エンジンはSKYACTIV-G 2.0のみ
基本的な改良内容は日本仕様と同じですが、欧州仕様は新開発のアシンメトリックLSDがSKYACTIV-G 2.0搭載モデルのみ。
さらに各国のニュースリリースを見る限りだと安全機能の標準装備範囲が広がったようですが、日本仕様で追加されたMRCC(マツダレーダークルーズコントロール)はニュースリリースに明記されていないようです。
その一方で欧州で販売されているマツダ車ほぼ全てに装備されているISAがようやくMX-5にも装備されました。
☆ISA
交通標識認識(TSR)システムと連動して、速度制限の標識を認識すると車速を調整するようドライバーに提案して、制限速度を超えないようにする機能。
速度違反の取り締まりが特に厳しい欧州では必須と言えるかも・・・。
そして欧州仕様では日本語表記の特別仕様車が定番ですが、2024年モデルでも「KAZARI」という特別仕様車がドイツで発表されています。
スポーツタン内装とベージュカラーのソフトトップが装備されるようなので、日本仕様の「S LeatherPackage V Selection」とほぼ同じ仕様でしょうね。
ちなみに「KAZARI」という名称の特別仕様車はオランダ向けの2023年モデルにも設定されていたので、2024年モデルではドイツで使用される形だったりします。
これまでも国によって特別仕様車の名称や細かな仕様が異なる事が多かったので、2024年モデルでも国ごとの違いがどうなるのか気になるところ・・・。
日本では改良モデルが来年1月に発売開始予定ですが、今回取り上げた4か国では来年3月~春頃と案内されています。
欧州仕様のグレード構成や価格は後日発表予定との事ですが、今後北米やオーストラリアなどでも順次詳細が発表されると思うので、地域ごとの仕様がどうなっているのか注目ですね。