つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

2021年11月に出願公開されていた「車体外側にドローンを搭載した車両(2ドアクーペ?)」に関するマツダの特許が登録されました。

(画像 IP Force.jp)

2024年も本格始動した事で特許関連情報も少しずつ動き始めていますが、2021年に出願公開されていた面白い内容が今週登録されています。

 

 

知財ポータルサイト

https://ipforce.jp/

〇特許情報プラットフォーム

https://www.j-platpat.inpit.go.jp/

 

 

今週新たに登録されたのは2021年11月に出願公開されていた「車載用飛行体の発着台装置」という題名の特許2件。

(2021年11月に取り上げたブログ記事)

1件目https://ipforce.jp/patent-jp-P_B1-7409225

(画像 IP Force.jp)

〇資料に記載されている特許の目的(一部引用)

近年、車両の周囲を撮影する等の目的で飛行体を車両に付属することが提案されており。例えばカメラ付きの飛行体を用いて車両の走行支援等を行う車両用ナビゲーションシステムが開示されている。

飛行体は、車内のナビゲーション装置からの指示を受けて収納部から離陸し、車両上空において自車両を含む映像をカメラにより撮影し、撮影データをナビゲーション装置に送信する。

ナビゲーション装置は、送信された画像を解析し、その解析結果に基づいて所定の走行支援(例えば空いている駐車スペースを探し出して自車両を誘導する等の支援)を行う。

しかし、車両外側に発着台装置を設けた場合は、車両の走行中に飛行体を安定して離着陸させることが困難になるおそれがある。

例えば、車両の走行中に乱気流が発生し易い位置に発着台装置が設けられると、当該発着台装置に対する飛行体の離着陸の際に、乱気流の影響を受けて飛行体が大きく揺動し、自車両や周辺の障害物等に飛行体が接触するといった事態が生じることが懸念される。

本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、車両の走行中に安定して飛行体を離着陸させることが可能な車載用飛行体の発着台装置を提供することを目的とする。

 

 

2件目https://ipforce.jp/patent-jp-P_B1-7409226

 

(画像 IP Force.jp)

〇資料に記載されている特許の目的(一部引用)

本発明は、上下方向に回動可能な開閉体に取り付けられた発着台装置に対する飛行体の離着陸を、開閉体の開閉にかかわらず支障なく行うことが可能な車載用飛行体の発着台装置を提供することを目的とする。

説明図でも分かると思いますがこの2件は「リアハッチにドローンを搭載した車両」に関する特許。

車にドローンを搭載しようとするのも中々攻めていますが、ドローンの発着台を車体外側に装備しようとしてるのがかなり面白かった記憶があります。

ドローンを搭載する目的としては駐車場の空車スペースを探して誘導する事が書かれていますが、最近流行っている"VLOG"でも活用出来るかもしれませんね・・・。

車にドローンを搭載するだけでなく発着台を車体外側に装備しようとしてるのがかなり面白いですが、リアハッチを開閉する時の使い勝手まで言及している事から、本気度は想像以上に高そうです(特許まで出願してるので当然だと思いますが)

あと、車両タイプに関しては「後部荷室を開閉するためのバックドアを備えた車両」とだけ書かれているのでハッチバックSUVも含まれますが、説明図に登場する車両が全てクローズドボディの2ドアクーペなのも中々興味深いところ・・・。

特に1枚目の説明図はかなりしっかり描かれていますが、クローズドボディという事は次世代ロータリースポーツも意識してるのでしょうか・・・(笑)

 

 

今回の特許はかなり思い切った提案内容なので量産車へ実際に採用される可能性は低いかもしれませんが、マツダが車を通じた様々な楽しみ方を検討しているのは間違いないと思います。

2024年もどのような特許が出願・登録されるのか注目ですね。

 

令和6年能登半島地震災害の義援金受付関連リンク。

・石川県公式HP(令和6年1月4日から受付開始)

令和6年能登半島地震に係る災害義援金の受付について | 石川県

富山県公式HP(令和6年1月5日から受付開始)

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※:新潟県は現時点で義援金受け付けを行っていないようなので、日本赤十字を通じた義援金ふるさと納税で貢献するのがいいかもしれません。