つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

マツダが市販化に向けて開発している「MAZDA SPIRIT RACINGブランドのコンセプトカー」を東京オートサロン2024で2台発表!

(画像 MAZDA)

今日から3日間開催される東京オートサロン2024ですが、マツダが新しいコンセプトカー2台を発表しました。

 

 

マツダ東京オートサロン2024が今日開幕するのに合わせてプレスカンファレンスを実施しており、まずは速報として「2月1日にロータリーエンジン開発グループを再び立ち上げる」方針をサプライズ発表した事を取り上げました。

いきなり大きなサプライズがありましたが、MAZDA SPIRIT RACING関連でもかなり注目すべき発表があったので順番に紹介していきたいと思います。

 

 

マツダ公式東京オートサロン特設サイト

マツダ公式YouTube(プレスカンファレンスLIVE中継)

まず、MAZDA SPIRIT RACINGは2021年末に立ち上げられてからスーパー耐久シリーズ参戦を中心に活動範囲を広げてきましたが、昨年11月に「ファクトリーモータースポーツ推進部」が新設されたことによってMAZDA SPIRIT RACINGは正式にメーカーワークスの位置づけになったとの事。

さらに、立ち上げ時からチーム代表を務めてきた前田育男さんがMAZDA SPIRIT RACINGのブランドホルダーにも就任した事が発表されています。

ル・マン24時間へ挑戦していたマツダスピードは1999年に解散(マツダ本体へ吸収という形)していたので、25年ぶりにマツダの正式なメーカーワークスが復活した事になりますね。

まずは引き続きグラスルーツ領域やスーパー耐久シリーズの挑戦に注力する方針ですが、MAZDA SPIRIT RACINGをマツダのサブブランドとして育てていく取り組みの一つとしてMAZDA SPIRIT RACINGブランドのスペシャルモデルのコンセプトカー」が2台披露されました。

 

 

(画像 MAZDA)

この2台はMAZDA SPIRIT RACINGブランドのコンプリートモデル」を想定したコンセプトカーですが、市販化へ向けて開発を進めているとの事!

スーパー耐久レース活動を通して培った足回りとエアロダイナミクスを採用して、内外装も専用に仕立て上げる方針のようです。

続いてそれぞれの特徴をピックアップ・・・。

MAZDA SPIRIT RACING RS concept

(画像 MAZDA)

マツダ公式Twitter(現:X)

こちらは昨年正式発表された2023年大幅商品改良モデルをベースに、スーパー耐久シリーズ参戦車両と同じデザインのエアロパーツやRAYS製アルミホイール"TE37"などを装備しているのが特徴。

内装もスウェード調の素材が採用されていますが、フルバケットシートは市販のレカロシートと形状がやや異なるので専用開発の可能性もあります(今のところレカロも新製品の発表無し)

そして何より注目なのは2.0Lエンジン搭載する事が明言された事で、東京オートサロン公式HPにも掲載。

出展者一覧 : TOKYO AUTO SALON 2024 | 東京オートサロン公式サイト

(画像 東京オートサロン)

少し前からソフトトップの2.0Lモデルを国内導入する可能性を検討している発言が開発チームから度々出ていましたが、もしかするとMAZDA SPIRIT RACINGブランドのコンプリートカーとして導入する可能性もあるかもしれませんね。

これに関しては普通の使用で2.0L搭載モデルを欲しい人もいると思うので、今後の情報にも注目でしょうか・・・?

 

MAZDA SPIRIT RACING 3 concept

(画像 MAZDA)

マツダ公式Twitter(現:X)

こちらもロードスターと同様にスーパー耐久シリーズ参戦車両と同様のエアロパーツやRAYS製アルミホイール"TE37"などを装備していますが、レカロシートに関しては市販されているセミバケットシート"Sports Star"がベースになっています。

その一方で、この車両の大きな特徴はリップスポイラーだけでなくフロントバンパー自体も既存モデルと異なるデザインになっている事。

事前に公開されていたスケルトン画像だとファストバックにセダン用バンパーが装着されてる可能性もありましたが、バンパー下部のダクト形状や大きさが異なります

(画像 MAZDA)

今回のコンセプトカー専用に制作されたバンパーの可能性も十分ありますが、もしかすると今後の商品改良(フェイスリフト)も匂わせているのかもしれません・・・。

さらに今回の車両のボディカラーはエアログレーメタリックだと思われますが、この色はまだMAZDA3に設定されていないので、こちらも今後追加する可能性も浮上してきます(コンプリートカー専用になる可能性もあるかも?)

あと、ロードスターと違ってこちらのパワートレインに関する情報は検討中となっていますが、前田さんからはスーパー耐久に参戦しているMAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio conceptのイメージとつながる"モータースポーツ直系"を感じられる内容に仕立てたい」という発言もあったので、量産モデルに無いSKYACTIV-D 2.2が搭載されるかもしれません。

ただ、実車の内装写真を見るとシフトノブ横に「ドライブセレクションスイッチ」があるので、展示車両はガソリンエンジン搭載車の可能性もあります(ディーゼルエンジン搭載車は未装備)

これに関しては実際の量産モデルで変わる事も十分考えられるので、当分の間様々な意見や妄想が広がりそうです(笑)

マツダ、「MAZDA SPIRIT RACING」ブランドで開発中の2.0リッターエンジン搭載「ロードスター」など公開

シフトノブ横をよく見るとドライブセレクションスイッチがある (画像 CarWatch)

 

 

あと、東京オートサロンでは毎年新しいオフィシャルグッズが発売されており、今年もすでに「VISION COUPE(1/18スケール)」や「MAZDA SPIRIT RACING MAZDA2 Bio concept(1/24スケール)」のモデルカーなどが事前予告されていました。

これらは今日から販売開始されていますが、東京オートサロン開幕に合わせてさらに「ボディカラーキーリング」の発売も発表されました。

(画像 MAZDA)

☆バーガンディ

ボディカラーキーリング バーガンディ

(画像 MAZDA)

☆ブラック

ボディカラーキーリング ブラック

(画像 MAZDA)

☆タン

ボディカラーキーリング タン

(画像 MAZDA)

レザー素材/メタルパーツ共に量産車に採用されているボディカラー・内装素材を忠実に再現されており、組み合わせ数もかなり豊富。

すでにマツダ車の純正アクセサリーとして定番化しているセレクティブキーシェルも含めて自分好みのカラーを選ぶ楽しみが広がりますね。

さらにプレスリリースで参考出品が予告されていた「MAZDA SPIRIT RACING DRIVING WATCH」ですが、特設サイトでセイコーウオッチ株式会社との共創が発表されています。

こちらはまだ参考出品の段階ですが、今後実際に販売されるのか注目ですね。

 

 

本日発表された主な内容は以上となりますが、MAZDA SPIRIT RACING関連ではやはり市販に向けて開発されているコンプリートモデルのコンセプトカー2台が特に注目でしょうか。

前田さんによると販売する順番は「第1弾:ロードスター」「第2弾: MAZDA3」を目標にされてるようですが、ロードスターに関しては今年誕生35周年でもあるので、仮に"35周年記念車"が発売されるとすればMAZDA SPIRIT RACINGのコンプリートカーとの兼ね合いもどうするのか気になるところ・・・・。

MAZDA3の場合はやはり搭載されるパワートレインとフロントバンパーデザイン(=フェイスリフト)に注目でしょうか?

東京オートサロン開催中はマツダブースでトークショーも開催されるので、さらに新たな情報が出てくるのか楽しみですね。

 

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※:新潟県は現時点で義援金受け付けを行っていないようなので、日本赤十字を通じた義援金ふるさと納税で貢献するのがいいかもしれません。