つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

「CX-80(XD-HYBRID Premium Sports)」に試乗してきました。

(Special Thanks カタリさん)

10月10日に国内販売がスタートした「CX-80」ですが、ようやく試乗することが出来ました。

 

 

CX-80に関しては事前撮影会などで実車をある程度チェック済みでしたが、10月10日の国内販売開始と同時に一般ユーザーへの納車や販売店での試乗も解禁。

なかなか試乗できるタイミングや予定が合わない状況でしたが、ようやく試乗の機会に恵まれました。

 

 

「思わぬタイミングで80初試乗」

今回の試乗は先週土曜日に神戸マツダファンフェスタへ行った時に会場でお会いしたカタリさんから「(愛車の)CX-80乗ってみます?」というお誘いを受けたのがきっかけ。

☆皆さんおなじみカタリさんのYouTubeチャンネル「マツダを語りたいだけのチャンネル」

2022年9月からCX-60オーナーだったカタリさんですが、国内販売開始日の10月10日(!)にCX-80へ乗り換え。

神戸マツダファンフェスタの後も特に予定を決めてなかったので、ご厚意に甘えて試乗させていただきました。

 

 

「試乗させていただいたカタリさんのCX-80」

ダッシュボードマットやセンターコンソール横の小物入れは社外品になります。

すでにご存じの方も多いかと思いますがカタリさんのCX-80は「XD-HYBRID Premium Sports」で、ボディカラーはアーティザンレッドプレミアムメタリック。

メーターの写真を撮り忘れましたが、納車からすでに1,000㎞以上走行されたようです。

 

 

「試乗したコース」

今回は神戸マツダファンフェスタが開催された六甲アイランドから六甲山を越えて三田周辺まで試乗。

走行ルートには傾斜のきつい六甲山の上り下りや有料道路も含まれているので通常より多くの場面を体感する事が出来ました。

 

 

「CX-60に関する感想のおさらい」

〇XD-HYBRID

⇒分厚いトルクと圧倒的な実用燃費性能を誇る「グランドツアラー」

〇PHEV

⇒電動化に対応しつつソリッドでハイパフォーマンスな走りを味わえる「スポーツツアラー」

CX-5やMAZDA6に設定されていたSKYACTIV-G 2.5ターボの上位互換?)

まずは同じラージ商品群SUV「CX-60」の感想をおさらいしますが、僕はこれまで2022年秋~2023年初頭にかけてXD-HYBRIDとPHEVに試乗。

CX-60に関しては当初から乗り心地や8速ATの変速制御等で賛否を呼んでいますが、個人的には元々スポーティな車が好みだったこともあって世間で騒がれてるほど悪くは感じませんでした。

XD-HYBRID・PHEVどちらも有体に言えば運動性能を重視したスポーツSUVという印象でしたが、あえて表現を分けると上に書いたようなキャラクターと感じています。

これを基準にCX-80はどのように感じたのか要素別にまとめてみました。

 

 

「ステアリングフィール」

(画像は事前撮影会でチェックしたプロトタイプ)

CX-80のステアリング関してはTwitter等で「CX-60より軽くなった」という声をチラホラ見かけましたが、今回試乗した限りだと重さ自体はCX-60とほぼ同じであるものの、ステアリングを切った時のシャープさは僅かに抑えられてる印象。

これは3列シートSUVという性格を意識したセッティングなのかもしれませんが、わずかな違いで素直なフィーリング自体はほぼ踏襲されてるように感じました。

あと、試乗コースの途中にある六甲山トンネルでザラザラした路面を走行しましたが、こちらでもステアリングに伝わってくる振動は少なかったので不快感もありません。

 

 

「サイズ感」

(画像は事前撮影会でチェックしたプロトタイプ)

CX-8から一回り大きくなった事で運転しやすさや取り回しを不安視する声も出ていますが、すでにCX-60を体感している事や今回駐車を試していない事もあってバックミラーを見た時以外は同じ。

CX-60の時にも触れましたがフロントガラスの視界が広いので車両感覚が掴みやすく、六甲や三田周辺の道幅が狭いところでも特に不安はありませんでした。

ただ、バックミラーを見ると3列目シートのヘッドレストがそこそこ視界を遮っているように感じたので、3列目に乗員がいないときはシート・ヘッドレストを畳んだ方が良さそうですね・・・。

 

 

「乗り心地」

画像は欧州仕様のプレス資料 (画像 ドイツマツダ)

そして最も注目されるであろう乗り心地ですが、CX-80は全モデルリアスタビライザー無し(※)やサスペンション変更が実施された効果もあってなのか"明らかにCX-60より上質でしなやかになった"という印象。

僕の場合はCX-60もそれほど悪く感じてないので高速道路だと逆にフワフワ感を感じる可能性もゼロではありませんが、3列シートSUVという性格を考えるとこの乗り心地が正解でしょうね。

ただ、メディアで比較される事が多い大型ミニバンよりはスポーティで引き締まった乗り心地だと思うので、フワフワ感を期待する人には合わないかも?

ちなみに、CX-80の純正装着タイヤ(20インチ)は「TOYO TIRES PROXES Sport」と「GOOD YEAR EfficientGrip Performance SUV」の2種類ですが、カタリさんの愛車に装着されてるのは「GOOD YEAR EfficientGrip Performance SUV」でした。

純正装着タイヤなので乗り味などに大きな違いは無いと思いますが念のため・・・。

 

 

「パワートレイン」

画像は欧州仕様のプレス資料 (画像 ドイツマツダ)

XD-HYBRID搭載されている直6 3.3Lディーゼルターボエンジン(48VマイルドHV)は相変わらず圧倒的なトルク感を感じますが、上り坂だとトルク感が僅かにCX-60より薄い印象。

これは車両重量の違い(CX-60比で+180~190㎏)と傾斜がかなりきつい六甲山の上り坂という事が関係してると思うので、それ以外のシーンではほぼ同じ感触でした。

ただ、エンジン音は思ったより室内に入ってくるように感じたので、遮音はもう少ししていいかも(CX-60は静かに感じていたのですが気のせい?)

一方、今回の試乗で最も違いを感じたのが「8速ATの変速制御」

少し変速ショックを感じつつもダイレクトでスポーティな感触だったCX-60から明らかにスムーズな変速制御に変わっていて変速ショックも全くと言っていいほど感じませんでした(おそらくCX-60も制御ソフトアップデートでよりスムーズになってると思いますが)

個人的にはCX-60の制御も運転の楽しみ(=MTっぽさ)があって良かったのですが、乗り心地と同様に3列シートSUVという性格を考えるとこれは特に好印象です。

ちなみに、カタリさんから「SPORTモードはCX-60より刺激が薄い気が・・・」という声をいただいたので有料道路で試しましたが、僕の場合は十分刺激を感じました(これがNORMALモードでもOK(笑))

 

 

「総評」

CX-60がかなり賛否を呼び続けていたのでどこまで変わっているのか期待と不安がありましたが、今回試乗させていただいた限りだとCX-60の美点を極力維持しつつ乗り心地や変速制御がしっかり改善・進化されていてかなり好印象。

(CX-60でアレコレ騒がれてるのが"シンドかった"のでとりあえず一安心・・・)

個人的にはCX-60のソリッドでスポーティなキャラクターも好きですが、ライトユーザー層の割合がより増える3列シートSUVならこれが正解だと思います。

あえて改善して欲しい点を挙げるならエンジン音などの遮音性ですが、CX-60の時は静かに感じていたので室内空間の違いが関係してるのでしょうか・・・?

 

あと、CX-60の時にも触れましたが個人的に内外装の世界観が異なる「Modern系グレード」と「Sports系グレード」は内外装の雰囲気が異なるので、サスペンションやパワートレインの制御も差別化してほしい気持ちがあります。

マツダは現行CX-5の2021年大幅商品改良でSports Appearanceだけエンジンとシフトのつながりをより機敏にセッティングした前例があるので、CX-60/80でも似たような手法で差別化するのもアリかもしれません。

Modern系(左)とSports系の内装を見ると期待される走りのキャラクターもかなり異なるはず・・・?

CX-5 2021年大幅商品改良ではSports Appearanceのみ専用の変速制御を採用

 

今後また機会があればXDやPHEVも試してみたいと思うので、試乗した時はまたブログに書く予定です。

CX-80はすでに納車や試乗の報告が増えてきていますが、今回試乗した限りだとかなり好印象だったのでまだ乗ってない方は是非一度試してください。

 

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