マツダが2020年3月期 第2四半期決算を発表しました。
資料の中に次世代ラージ群に関する新たな発表もあるので見ていきたいと思います♪
(一部訂正しました<(_ _)>)
プレゼンテーション資料はこちらです。
https://www.mazda.com/globalassets/ja/assets/investors/library/presentation/files/pre191101_j.pdf
まずは営業利益変動要因から。
販売費用の抑制や販売単価の改善などプラス点もありますが、マツダの主要販売地域であるユーロや豪ドル等の円高による為替要因がやはり一番影響が大きいですね。
通期見通しでも為替がかなり影響する見通しとなっています。
SKYACTIV発表時にモノづくり革新として為替に強い体制づくりも行ってましたが、今後はCX-30を量産開始したメキシコ工場の稼働率をどれだけ上げて行けるかがポイントかもしれません。
次に第2四半期グローバル販売台数。
欧州は相変わらず安定していますが、やはり中国と北米が課題ですね・・・。
通期予想はこちら。
やっとMAZDA3を導入開始した中国、セダン系が売れない市場状況でまもなくCX-30を導入予定の北米。
これらに加えて商品改良モデルも各地域に導入予定なのでどれだけ効果が出てくるのか注目です。
続いて中期経営計画です。
このへんは以前からマツダがアナウンスしてる内容。
個人的には顧客体験がより重要になってくると思っています。
次に技術や商品に関する内容ですがまずは注目のラージ群関連について。
上の表がこれまで、下が今回発表されたスケジュールです。
・ラージ群商品向け技術の導入時期見直し
・第2世代SKYACTIV-Dの導入時期が2021年以降に。
期待が大きいだけに残念ですが当初の予定より遅れる発表がありました。
ただ、つい先日マツダ執行役員の工藤さんや欧州マツダ研究開発TOPのシュルツ氏が「2020年に新たなアプローチを導入したディーゼルエンジンを投入する」とメディアで証言してました。
これらで証言されてる新型ディーゼルが遅れる形なのでしょうか?
それとも2020年に出るディーゼルは現行SKY-Dをアップグレードさせるとかでしょうか?
この辺も続報が気になりますね。
ではラージ群モデルはどれくらい遅れる事になるのか?
将来の販売台数計画の資料を見ると・・・・
23年3月期からラージ群モデルの台数が加えられてるので"2022年度内"に発売開始されるという事になります。
以前、日経XTECHが「直6・FR第一弾はCX-5、量産開始は2021年春ごろにずれ込む見通し」という内容の記事を発信しました。
2021年春ごろから量産開始だとすると2022年度に発売開始という公式資料の内容と一致します♪
すいません、思いっきり間違ってました<(_ _)>
2022年度に発売開始という事は少なくとも2021年春生産開始の可能性は無く、早くても2021年末~2022年になりそうです。
日経XTECHも新たに次世代ラージ群が1年延期と報じましたので2022年量産開始という可能性のほうが高い気がしますね。
さらに日経XTECHは「CX-5に続く第2弾はMAZDA6」という情報も発信しています。
こちらは量産開始が2022年にずれ込む見通しと書かれてます。
これもさらに1年ほどずれ込む可能性がありそうです・・・。
公式資料と一致する部分が多いので第一弾はCX-5という情報は信憑性が増しますね。
ただ、個人的にはMAZDA6を第一弾、CX-5が第二弾という順番が理想では?と思っています😅(その辺の理由はまたの機会に・・・。)
ラージ群の方向性に関する内容。
多くのマスコミも含めて未だにマツダが欧州プレミアムブランドのようになろうとしてると勘違いしてる事例が多いですが・・・(^^;
マツダが目指してるのは「高い商品価値を備えたうえで、既存のお客様も乗り換えやすい納得感のある価格の車を提供する」ブランドという事です。
あまり適切な表現ではないかもしれませんが「普通よりちょっと豊かな車」という感じでしょうか・・・。
計画が遅れてしまうのは残念ですがその分素晴らしい車が出てくる事を期待したいですね😉
(長くなったので後編へ続きます・・・。)