今週新たに登録されたマツダの特許はわずか3件。
せっかくなので3件ともに取り上げます(笑)
まずは「リトラクタブルルーフ車両のバックウインドウ部シール構造」
(マツダとべバストジャパン共同)
説明図を見れば一目瞭然ですがロードスターRFの電動トップに関する内容です。
特許の目的は・・・
従来の構造では、歩止まりの悪さに加えてバックウインドウの外縁と外板の外縁との間にウェザーストリップが位置しており、洗車時にその部分にたまったゴミや埃を強い水圧の水で洗い流すようなリトラクタブル車両にとって厳しい条件では、車室へ水が浸入しないだけの十分なシール性を得ることは困難であった。
そこで、ウェザーストリップを用いたリトラクタブルルーフ車両のバックウインドウ部シール構造において、そのシール性を高めるとともに、組み立て不良が生じにくい構成を実現することを目的とする。
特許出願日である2016年3月18日はニューヨークショーでロードスターRFが初披露される直前のタイミングですね。
続いては「車両の駆動力制御装置」という内容。
こちらはAWD車用のGベクタリングコントロールに関する内容です。
特許の目的は・・・
GVCをAWD車に適用した場合、ターンイン期間における主駆動輪(前輪)のコーナリングフォースの制御方向(増加方向)がAWD車のコーナリングフォースの制御方向(減少方向)に対して反対方向であるため、車両をダイアゴナルロール姿勢に移行させることが難しくなると共に、旋回に適合したヨーイングを生成することができないことから、旋回挙動の応答性向上を図れないおそれがある。
そこで、ヨーイング生成による旋回挙動の応答性を損なうことなく走行安定性を確保可能な車両の駆動力制御装置等を提供することを目的とする。
最後は「エンジンの制御装置」という内容。
ターボ過給機付きエンジンに関する内容です。
点火プラグ(No.24)があるのでガソリンエンジンですね。
特許の目的は・・・
インマニ圧力だけでは、パージ流量を正確に推定したり、パージ流量を正確に制御したりすることは難しい点に鑑みて、コンプレッサの上流側に接続された第1分岐通路とコンプレッサの下流側に接続された第2分岐通路とに分岐するパージ通路において、分岐部の圧力を正確に推定することを目的とする。
今週は3件のみなので以上になります。
明日の出願公開でどのような内容が出てくるのか楽しみですね♪