2020年3月期の決算発表は新型コロナウイルスや為替の影響で厳しい数字となりました。
そこで気になるマツダの今後について書かれてる記事があるので取り上げます。
まずは日経XTECH
マツダ専務執行役員の古賀さんによると「中期経営計画の基本方針は変えないが、やり方やタイミングは検討していく」と前置きした上で今後のマツダにとって重要な各要素についてコメント。
まずは多くの人が気になる「直6エンジンやFRプラットフォーム」を採用予定の次世代ラージ群について。
・中期計画では2024年度に、約180万台の世界販売を目指している。
・内訳はスモール群が約100万台、ラージ群が約40万台、現行プラットフォームの改良で対応する車両が約40万台としている。
・ラージ群モデルは2022年以降に順次導入する。
・新型コロナウイルスの影響が長引けば導入が遅れる可能性がある。
この内容からすると現時点でラージ群モデルの導入がさらに遅れる決定はされていない印象です。
多くの国や地域で緊急事態宣言の解除が実施され、経済活動を再開させる方向へ動いていますが感染が再び広がるリスクもあるので開発は進めつつも状況を見極める状態でしょうか・・・。
次に2021年の生産開始を目指して現在アメリカで建設中のトヨタ・マツダ合弁新工場について。
・新型コロナウイルスの影響で建設工事が遅れている。
・現時点で稼働時期などの変更は考えていない。
・ただし新型コロナウイルスの影響が長引けば稼働開始や年産能力を変更する可能性がある。
これについてはこのブログでも先日情報を取り上げました。
工場建屋はすでに大半が出来上がってきていますが、製造ライン用の工業機械などの納入が遅れてるようです。
さらに別の記事では販売現場の今後についても。
マツダは新型コロナウイルス感染拡大による販売低迷から需要が戻った時も対面方式の営業を避ける顧客が増えると予測。
そこでオンラインでの販売強化を検討しているようです。
すでにアメリカとメキシコでこの取り組みが実施されていて、ほとんどの販売店が閉まった状態のメキシコでも僅かではありますが販売できている様子。
マツダのオンライン販売といえばかつて行われていた「Web Tune Factory」が頭に浮かびます。
装備やオプションをかなり自由度の高い状態で選べる内容でしたが、再びこんな感じで復活したら面白いかも・・・?
ただ、マツダ車の場合はスペックや数値では無く実車に触れる事で伝わる良さが多いのでオンライン販売と合わせてより気軽に実車やマツダブランドの世界観に触れられる環境を提供する事も必要な気もしますね・・・。
三密を避けないといけないのでなかなか両立が難しいところですが。
まずはこれ以上の計画遅れが出ない事、新しい時代の販売手法が新たなファンを生み出す中身になる事を期待します。