今週新たに登録されたマツダの特許は4件。
その中から気になった内容を取り上げます。
まずは「エンジン」という内容(デンソーと共同)
HCCIエンジンに関する内容ですが、1枚目の説明図などを見ると点火プラグが2つ配置されています(ツインプラグ)
資料に書かれている特許の目的は・・・
圧縮行程後半から膨張行程前半までの間に燃料を噴射して圧縮上死点後に点火を行うエンジンにおいて、点火時期における燃焼室内の混合気の均質性を適切に確保することができるエンジンを提供すること
点火プラグを2つ配置することを前提としたマツダの特許はこれまでもいくつか出てきています。
「内燃機関の燃焼室構造」というマツダの特許。
— taku2 (@taku2_4885) 2018年6月5日
一つの燃焼室に点火プラグを2つ使ったエンジン。
「2つのプラグを利用して急速燃焼を実現し熱効率を上げる」との事。
次世代SKYACTIV-Gはプラグが2つになる可能性も?https://t.co/Bew1a3qaiw pic.twitter.com/NV7kDMiFbd
「燃焼室内の流動制御装置」というマツダの特許。
— taku2 (@taku2_4885) 2018年12月12日
ピストン頂面の周縁部と燃焼室の天井面の間にスキッシュエリアが形成されるエンジンで、スキッシュ流や逆スキッシュ流による冷却損失を低減させる内容。
2つの点火プラグ、プラズマアクチュエーターというキーワードが。https://t.co/H4SaIQVrS6 pic.twitter.com/TjMf86XhXD
点火プラグを2つ採用した量産エンジンはすでにいくつか登場していますが、急速燃焼による燃費向上や排ガス浄化を目的とされています。
(ちなみに、ロータリーエンジンも燃焼室が動く状態でも最適な爆発を実現させるためにプラグが2つ配置)
今後登場するであろう新しいSKYACTIVエンジンでツインプラグが採用されるかもしれませんね。
続いては「開閉式ルーフ付き自動車のシール構造」という内容(西川ゴム工業株式会社と共同)
ロードスターRFの電動ルーフに関する内容です。
資料に書かれている特許の目的は・・・
この発明の目的は、ルーフおよびサイドウインド閉時のリップ部によるシール性を阻害することなく、ルーフ開放状態において隙間を塞ぎ、風の吸出し音発生を防止することができる開閉式ルーフ付き自動車のシール構造を提供すること
今週は以上になります。
従来のスケジュール通りだと明日は出願中の特許が公開される予定ですが先週はゼロ件でした・・・(苦笑)
今週こそは新たな内容が公開される事を期待しておきます。