つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

今週公開されたマツダの特許出願(2020.5.28)

今週新たに公開されたマツダの特許出願は4件。

 

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(画像 ipforce.jp)

その中から気になった内容を取り上げます。

 

 

 

まずは「構造部材」という内容。

特開2020-79015 | 知財ポータル「IP Force」

 

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(画像 ipforce.jp)

これはカーボン繊維強化プラスチック(CFRP)製の車体補強部材に関する内容です。

マツダの特許・出願でCFRP製の車体部材に関する内容はこれまでもいくつか出てきています。

 

今回の資料に書かれている特許の目的は・・・

内部に炭素繊維が埋め込まれた中実の部材では、高い曲げ剛性は得られるものの板厚方向の曲げ剛性は十分に活かしきれておらず捩り剛性の向上を図ろうとする場合には部材厚みを増加させることが必要となる。

よって、捩り剛性の向上を図り高い振動減衰効果を得ようとすると質量増加を招くこととなる。

本発明は上記のような問題の解決を図ろうとなされたものであって、質量増加を抑制しながら曲げ荷重入力時における高い振動減衰効果を得ることができる構造部材を提供することを目的とする。

 

 

続いては「自動車のアンダーカバー」という内容。

特開2020-78966 | 知財ポータル「IP Force」

 

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(画像 ipforce.jp)

こちらは車体の後部側に装着されるアンダーカバーに関する内容です。

資料に書かれている特許の目的は・・・

自動車の底部には、底部と路面との間を流下する走行風の流れを整流するために、自動車の底部を覆うようにアンダーカバーが装着されている。

このアンダーカバーは昨今、自動車の燃費性能向上の観点から軽量化が望まれているため、ポリプロピレンなどの合成樹脂材にかえて不織布などの繊維材を用いたものが考案されている。

ただし、不織布の表面には微細な細孔が存在するため、粉塵や氷雪が不織布の微細な細孔に入り込むと粉塵や氷雪が不織布から剥離し難いという傾向がある。
このため、路面と対向する下面が不織布のアンダーカバーを備えた自動車が雪上を走行した場合、車輪によって巻き上げられた氷雪がアンダーカバーに付着するとそのまま凍り付いて堆積するだけでなく、アンダーカバーに意図しない荷重が作用するおそれがあった。

本発明は、上述の問題に鑑み、路面と対向する下面が不織布の場合であっても、氷雪の堆積を抑えられる自動車のアンダーカバーを提供することを目的とする。

 

 

今週の出願公開は以上になります。

ゴールデンウィーク以降件数が少ない状況が続いていますがコツコツと出願は実施されています。

来週以降もどのような内容が出てくるのか注目していきたいと思います。