マレーシアマツダを運営して車の導入・販売を行っている「Bermaz Auto」
Bermaz AutoのCEOであるDatuk Francis Lee氏がマレーシアにおける今後のマツダ車の計画について証言されています。
今回取り上げるのはマレーシアメディア「Paultan.org」の記事。
この記事内で複数の計画について証言されています。
まず、マレーシアで行われているノックダウン生産について。
・今年初めごろからマレーシアで新たな車種のノックダウン生産(CKD)を計画していた。
・”CX-30”と”MX-30”が候補に挙がっていたがCX-30が有力。
・ノックダウン生産を請け負っているInokomの工場に新たな投資も行った。
・ただし、新型コロナウイルス騒動による影響でマツダ本社との交渉も停滞中。
・来月から電話会議の再開を目指している。
マレーシアではCX-30が日本から輸入という形で今年初旬から発売開始。
発表当初からマレーシアでのノックダウン生産を目指している事も報じられてました。
MX-30に関しても2月頃の情報で「2020年後半発売開始、2021年内までにノックダウン生産目標」と報じられてました。
新型コロナウイルスによる影響でまだ不透明ではありますが、現時点ではCX-30のノックダウン生産実現へ動いているようです。
そこで気になるMX-30のマレーシア導入に関しても新たな証言が・・・。
・MX-30はマイルドハイブリッド仕様の導入を予定している。
・当初は2020年末に導入予定だったが新型コロナウイルス騒動の影響で1~2か月程度遅れて2021年1~3月の導入を目指している。
・EV仕様はマレーシア国内の充電インフラや購入インセンティブが充実してから検討する。
マレーシアでは現地生産(ノックダウン含む)されたEVだと物品税が全額免除になりますが、先に触れたとおりMX-30は日本からの輸入となるのが有力。
充電インフラ・購入インセンティブに加えてEV仕様をノックダウン生産できる体制が整うまではマイルドハイブリッド仕様が発売される事になりそうです。
最後に新型BT-50のマレーシア導入に関しても「上手くいけば2021年の第一四半期に導入できると思う」と証言されています。
マレーシアマツダはノックダウン生産車種の拡大に加えて、独自企画のCX-3 100周年記念車も販売したりとかなり積極的です。
東南アジア地域はマツダにとって重要マーケットでもあるので今後の動向に注目ですね。