2022年から導入開始予定となっているマツダの次世代ラージ群モデルですが、このモデルを含めた今後の方向性についてオーストラリアマツダの担当者が現地メディアの取材で語っているので取り上げます。
今回取り上げるのはオーストラリアの自動車メディア「Carsgude」の記事。
オーストラリアマツダのマーケティングディレクターであるVinesh Bhindi氏がラージ群を中心とする今後の方向性について語っています。
リンク先によると・・・・。
・マツダは高級・プレミアムなブランドでは無く、プレミアム領域(独自性?)を追求している。
・しかし、現在メインとなっている価値を持った商品も提供していくのでマツダは高級ブランドへ移行するのでは無くビジネス領域(価格レンジ?)を広げていく。
Carsguideはこの内容から「現行CX-5はラージ群モデルが登場後も同時に販売される」と推測しています。
マツダブランドの方向性は「決して高額なプレミアムになるのでなく、顧客との絆を深め”特別なつながり”を持ったブランド」です。
SKYACTIVが発表された2010年頃から山内社長(当時)がこの方向性を「マツダプレミアム」と表現して初めて公にしましたが、プレミアムという部分だけ切り取られた事もあって今現在も「欧州メーカーのような高級ブランドを目指している」と一部で誤解されてるのが現状・・・。
マツダは現在の価格帯は維持しつつより高い商品価値を備えた商品を追加する事で価格カバレッジを拡大する方針を示しています。
この方針はすでに現行MAZDA3から実施されていて、今後出てくるラージ群モデルでも全く同じ。
ラージ群モデルの資料に記載されている「既存のお客様が乗り換えやすい価格」という部分も注目ポイントですね。
Carsguideはラージ群第一弾モデルがCX-5後継車と予想している点から現行モデルも引き続き販売されるだろうという予想をしているようです。
ただ、ラージ群モデルのメインマーケットと見られる北米ではトヨタとの合弁で2021年に稼働開始予定の新工場で「CX-5に近いサイズの北米専用新型SUV」が生産開始予定。
現行CX-5とのキャラ分けも考えるとラージ群モデル第一弾モデルは新型SUVクーペやクロスオーバー化した次期MAZDA6ワゴンでは?なんて考えも浮かんでいます。
色々妄想は膨らみますが、既存オーナーの事も考慮した上で開発されてるはずなので正式発表が楽しみですね。