つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

MAZDA2の2021年商品改良が正式発表、SKYACTIV-G 1.5改良に加えて新たな特別仕様車「Sunlit Citrus(サンリット シトラス)」も追加。

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(画像 MAZDA)

一部の販売店で予告されていたMAZDA2の商品改良が本日マツダから正式発表されました。

出来る限り詳しくチェックしていきたいと思います。

 

これまでの動向をおさらいすると、5月下旬に広島マツダさんの公式HPで商品改良の予告が掲載開始。

この前後から一部WEB上でも噂が出ていましたが、本日マツダから正式発表されたという流れになります。

大阪マツダさんの公式HPでは一足早く特別仕様車の画像が解禁されていましたが(笑)改良内容をチェックしていきます。

 

 

〇改良ポイント①:圧縮比が「14」に高められたSKYACTIV-G 1.5

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(画像 MAZDA)

これまでMAZDA2に搭載されていたSKYACTIV-G 1.5の圧縮比は”12(15MBのみ14)”でしたが、独自技術のDiagonal Vortex Combustion(ダイアグナル・ボーテックス・コンバスチョン:斜め渦燃焼、上記右資料図)」「e-SKYACTIV Xの開発で培ったエンジン制御技術」を採用して環境性能とアクセル操作に対する応答性・コントロール性を同時に進化。

WLTCモードによるカタログ燃費も最大6.8%向上していますが、これまで通りレギュラーガソリン対応のままで圧縮比を14まで高めているのも嬉しいポイントと言えそうです。

※ただし、以下の仕様に搭載されるSKYACTIV-G 1.5は改良前のままとなるので注意。

・15C/15S/15S Smart Edition用のSKYACTIV-G 1.5。

・15MBに搭載されているハイオク仕様のSKYACTIV-G 1.5。

ちなみに、圧縮比14でレギュラーガソリン対応のSKYACTIV-Gは「先代デミオ後期に追加されたSKYACTIV-G 1.3」「先代アクセラハイブリッド用SKYACTIV-G 2.0」以来しばらく設定が無かったはずなので、最新の技術やノウハウでどれくらい進化しているのか気になるところですね。

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(画像 MAZDA)

 

改良ポイント②:ボディカラーに「プラチナクォーツメタリック」新設定。

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(画像 MAZDA)

昨年末、CX-8商品改良モデルの上級グレード用カラーとして初登場したプラチナクォーツメタリック。

CX-8でも見かける機会が増えてきたこの色がMAZDA2にも追加されました。

ただし「15C/XD/15S ビジネスユースパッケージ付き仕様/15MB」では選択不可となっている点はご注意を。

あと、プラチナクォーツメタリックに代わってチタニウムメタリックの設定が無くなっています・・・。

 

改良ポイント③:特別仕様車「Sunlit Sitrus」追加。

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(画像 MAZDA)

”いつもの運転が前向きな楽しい気持ちになれるクルマ”を目指して、グレージュ色のスエード調人工皮革(グランリュクス)にシトラス色の挿し色が特徴的な特別仕様車「Sunlit Sitrus」が新たに追加。

シートのセンターストライプ部分にアーガイル柄が入っているのも特徴的です。

ベースグレードは「PROACTIVE S Package」で内装以外の特別装備はこちら。

インテリアテーマカラーとコーディネートした「専用キーシェル & フロアマット」

・通常グレードではメーカーオプションの360°ビューモニターが標準装備

装備表を見る限りだと第7世代モデルから採用拡大している新型のキーシェルは「Sunlit Sitrus」のみの模様。

新型のキーシェルは今年3月まで販売されていた100周年特別記念車で採用されていたので今回の商品改良で通常グレードにも導入すると思っていましたが、「Sunlit Sitrus」以外は引き続き旧型のアドバンスキーになるようです。

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(画像 MAZDA)

 

ちなみに、Sunlit Sitrusという名称は今年4月にマツダが商標出願している事が明らかになっていましたが、新しいボディカラーではなく特別仕様車の名称でした(笑)

 

 

改良ポイント④:特別仕様車「15S Proactive SmartEdition」が”Ⅱ”に進化(?)

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(画像 MAZDA)

プレスリリースの改良内容に書かれていませんが、これまで設定されていた特別仕様車「15S Proactive SmartEdition」が”Ⅱ”になっていました。

昨年末に「Black Tone Edition」が追加されたタイミングのカタログには記載されてないので今回の商品改良で更新されたはず・・・。

Ⅱになったことによる主要装備の変更点は、これまで標準装備だったアダプティブLEDヘッドライト・ヘッドランプユニット内シグネチャーLEDランプ」がメーカーセットオプション設定(ALHパッケージ)に変わっています。

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(画像 MAZDA)

 

改良ポイント⑤:ワイヤレス充電/CarPlayがメーカーオプションとして新設定。

 

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(画像 MAZDA)

海外向けのマツダ車では採用が拡大していたワイヤレス充電/CarPlayが日本向けのMAZDA2でもメーカーセットオプションとして新設定。

シフトノブ多くの小物スペースに搭載されるワイヤレス充電は昨年末に商品改良されたCX-8に採用済みでしたが、ワイヤレスCarPlayは日本向けのマツダ車で初採用となります。

「15S Proactive SmartEditionⅡ」「XD Proactive」以上のAT車で選択可能ですが、ワイヤレス充電/CarPlayを選択すると同時に選べなくなるメーカーオプションが多い点は気になるところですね・・・。

(一例)

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(画像 MAZDA)

これら以外にも細かな点として・・・

AWD車に、フロント窓ガラスにたまった雪を取り除きやすくする、ワイパーデアイサーを標準設定。

・新たに圧縮比14に高められたSKYACTIV-G 1.5搭載モデルのNVH強化(大阪マツダ公式HP情報)

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(画像 大阪マツダ)

主な改良ポイントは以上となります。

(※6.28追記)

Black Tone Editionのホイールデザインも変更されてました。

 

 

 

 現行モデルは登場から今年で7年が経過(デミオ時代含む)という事もあって「今年秋にもフルモデルチェンジする」という感じの噂を発信するメディアも一部出ていましたが、今回エンジンも含めた広範囲の改良を実施したので少なくとも2021年内にフルモデルチェンジする可能性は無さそう・・・。

海外に目を向けても「メキシコ向けのMAZDA2にM-ハイブリッド搭載モデルが今年後半に追加」「欧州でヤリスハイブリッドをOEM受給(MAZDA2と併売が有力)」という情報が出ています。

次期型の噂としてはタイのメディアが「タイで”全く新しいMAZDA2の生産を2022年2Q(第2四半期)に開始”」と報じていましたが、これが事実だったとしてもあと1年程度は現行モデルのままという可能性が高そうです。

次期型は登場時期がまだ不透明な事に加えて、電動デバイス採用やMTの設定範囲が少なくなる可能性もゼロでは無いので・・・(マツダなのでMTをゼロにする事は無いと思いますが)

これまで設定されていた特別仕様車「White Comfort」「Black Tone Edition」「Smart Edition」も引き続きラインナップされるのでかなりラインナップも充実してると思います。

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(画像 MAZDA)

 

次期型も含めてMAZDA2がどのようになっていくのかも気になるところですね。

まずは機会があればプラチナクォーツメタリックのMAZDA2を見てみたいと思っています。