今週新たに公開されたマツダが出願中の特許は4件。
一日遅れではありますが気になった内容を取り上げます。
今週取り上げるのは「ターボ過給機付エンジンの制御装置」という題名の内容。
特開2021-99062 | 知財ポータル「IP Force」
〇資料に記載されている特許の目的
本発明の目的は、エンジンの加速レスポンスを向上しつつターボ過給機の信頼性を確保可能なターボ過給機付エンジンの制御装置等を提供することである。
赤線で示した通り、こちらは「直6ガソリンターボエンジン」を視野に入れた特許出願です。
すでにご存じの方も多いと思いますが、マツダは2022年から導入開始予定のラージ群モデル向けに3種類の直6エンジン(SKYACTIV-X・SKYACTIV-D・SKYACTIV-G)を用意している事を公表済みです。
直6エンジンを搭載したアーキテクチャーの画像も公開されていますが、ガソリンエンジンと表記されてるだけでこのエンジンが「SKYACTIV-X or SKYACTIV-G」どちらのエンジンなのかまだ明らかにされていません。
今回取り上げた特許出願も資料を見る限りだと直噴ターボであることは分かるものの、判断材料となる着火方法は記載がないのでどちらかは不明。
普通に考えると直6のSKYACTIV-Gターボが有力ですが、元々ガソリンエンジンはNAに注力してきたマツダが3つの直6エンジン全てに過給機を装着するだろうか?という疑問もあるので個人的には直6のSKYACTIV-Xという可能性もあるのでは?と思っていますが・・・。
それほど遠くないタイミングでより詳しい情報が出てくると思うので気になるところですね。
今週気になった内容は以上となります。
来週以降も気になる内容があれば取り上げていきたいと思います。