すでに一部の販売店で予告されていたCX-8のエンジンラインアップ拡充が正式発表されたので、内容をチェックしていきたいと思います。
CX-8に関しては昨年の11月中旬頃から国内の販売店でラインアップがさらに充実する事を予告開始。
その後すぐに「エンジンラインアップの追加と型式変更が行われる」という噂も浮上していました。
そして本日マツダから正式発表。
ニュースリリースでは"エンジンラインアップを拡充"と発表されていますが、車種専用ページだと"2022年商品改良車"と表記されていました。
改良ポイント①:「Exclusive Mode」と「Black Tone Edition」のエンジンラインアップ拡充。
「Exclusive Mode」
・改良前
・改良後
Exclusive Modeはこれまで「SKYACTIV-D 2.2」「SKYACTIV-G 2.5ターボ」の2種類でしたが、今回から「SKYACTIV-G 2.5(NA)」が選べるようになりました。
「Black Tone Edition」
・改良前
・改良後
Black Tone Editionはこれまで「SKYACTIV-D 2.2」「SKYACTIV-G 2.5(NA)」の2種類でしたが、今回から「SKYACTIV-G 2.5ターボ」選べるようになりました。
ただし、SKYACTIV-G 2.5ターボ搭載車のみ標準装備になるパーツもあります。
・LEDフロントフォグライト
・ルーフレール
・サイドガーニッシュ
・7インチマルチスピードメーター※①
※①:SKYACTIV-D 2.2とSKYACTIV-G 2.5搭載モデルはオプションでも設定無し
CX-5では設定が無くなってしまったSKYACTIV-G 2.5ターボ搭載モデルですが、CX-8は逆にBlack Tone Editionにも拡大したのは個人的に嬉しいポイント。
両グレード共にCX-8では売れ筋なので選択肢の幅が広がったのは商品力UPにも繋がりそうです。
事前情報では「排ガス規制対応で型式が変わる」という話も出ていましたが、諸元表を比較した限りだと車両・エンジン形式等は変わっていませんでした。
あと、CX-8はプラチナクォーツメタリックが「Exclusive Mode」「L Package」のみ選べるようになっていましたがこちらも変更は無し。
CX-8の後にプラチナクォーツメタリックが追加されたモデルだけでなくオーストラリア向けのCX-8はすでに全グレード選択可能となっていたので「日本仕様のCX-8も次の改良で・・・・」と思っていたのですがちょっと意外ですね。
個人的には他のモデルも含めて上級グレードや特別仕様車専用カラーにしてもいいのでは?という事も頭に浮かびますが・・・。
今回発表された改良内容は以上となります。
これまでCX-8は改良内容や実施時期がCX-5とほぼ連動していたのですが、CX-5は昨年後半にエクステリアデザインを中心に大幅改良を実施したのに対してCX-8はほぼ現状維持と言える内容で進化の度合いに大きな違いが出てきました。
加えて、昨年11月に公表されたクロスオーバーSUV商品群拡充計画の資料では、ラージ商品群の3列シートSUV「CX-80」がCX-8と入れ替わる形になる事を匂合わせる内容となっています。
中国新聞によるとCX-80は2023年頃に登場する可能性が高いので、マツダが発表した資料通りに入れ替えが実施されるとすると現行CX-8が販売されるのは残り1年半~2年程度という可能性も・・・?
オーストラリアマツダと同様にCX-80導入後も一定期間CX-8を併売するという可能性も十分考えられますが、先に触れた情報や噂から考えるとCX-5と同レベルの大幅改良が今後実施される可能性はやや低い気もしますが・・・。
ただ、CX-80は車体サイズや価格がまだまだ不透明なので、熟成を極めつつある現行CX-8を選択するのも十分アリだと思います。
これからラージ商品群に関する詳細も明らかになってくると思うので合わせて注目しておきたいですね。