つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

オーストラリアマツダの関係者が「ラージ商品群導入に合わせてMPS(マツダスピードバージョン)が復活する計画は無い」と証言。

(画像 MAZDA)

以前から国内外で復活を求める声が多いマツダのハイパフォーマンスモデル「MPS(マツダスピードバージョン)」ですが、オーストラリアマツダの関係者がラージ商品群導入後も復活する計画は無いと証言しました。

 

ラージ商品群はFRアーキテクチャーや直6エンジンを採用する事に加えて、欧州で発表されたCX-60 PHEV仕様が最高出力327ps(システム合計)という事から、ラージ商品群でハイパフォーマンスモデルを期待する声が高まっていますが、これに関してオーストラリアマツダマーケティングマネージャーであるAlastair Doak氏が現地の自動車メディア「WHICH CAR」の取材で答えています。

 

〇「WHICH CAR」が掲載した記事。

https://www.whichcar.com.au/news/mazda-says-rwd-means-it-won-t-need-mps-models

リンク先によるとAlastair Doak氏はこのように回答・・・・。

マツダはMX-5(ロードスター)を販売しているだけでなく、FRベースのラージ商品群導入やロータリースポーツに関する特許も多く出願しているのでよりハイパフォーマンスなモデルへの期待や噂が出てきているが、Alastair Doak氏は「MPS(マツダスピードバージョン)が復活する計画は無い」と述べた。

・確かにオーストラリアではSUVも含めてハイパフォーマンスモデルに対する需要が高いが、実際の販売台数は限られると予測する。

・オーストラリアで販売しているマツダ車の多くにはすでに"GT SPグレード"を設定している。

※GT SP:日本の"Black Tone Edition"や"Sports Appearance"と同様に黒を基調としたグレード。

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(画像 オーストラリアマツダ)

・ラージ商品群はFRベースなのに加えてCX-60のPHEV仕様は最高出力324psとなるので、既存のマツダ車より高性能で問題は無いと思っている。

以前からMAZDA3を中心にMPS(マツダスピード)復活を求める声が国内外で多いですが、ラージ商品群でも復活する計画は無いとの事。

個人的にも「ロータリーエンジンを使ったモータースポーツ活動で名声を高めた"マツダスピード"の名称を復活させるなら次世代ロータリースポーツ登場と同時が理想」と考えているのでこれに関してはある程度納得できます。

 

ただ、日本ではワークスチーム"MAZDA SPIRIT RACING"が立ち上げられ、チーム代表の前田さんによるとグローバルでの展開も視野に入っているとの事。

まだチームが立ち上げられたばかりですが、マツダスピードのように休止することなく継続させるためにも、他メーカーと同様にMAZDA SPIRIT RACINGのモータースポーツ活動と繋がりを感じられるスポーティな量産モデルの要望や必要性は今後高まってくると思います。

特にCX-60を含むラージ商品群はより上級ブランドの車種と比較される機会が増えてきそうですが、それらの車種にはほぼ欠かさず高性能モデルや一目でスポーティな仕様と分かるグレードが設定されている事に加えて人気も集めている印象なので・・・。

MAZDA SPIRIT RACINGの頭文字を取って"MSRバージョン"や"MSRパッケージ"とか出たら面白そうですが(笑)

 

マツダ車へスポーティな走りを期待している人は多いと思うので今後の展開に注目したいと思います。