つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

オーストラリアマツダは現在も「MAZDA3 ターボモデル」導入をマツダ本社へリクエストし続けている。

(画像 MAZDA USA)

登場してから現在も北米市場のみ販売されている「MAZDA3 2.5ターボモデル」ですが、オーストラリアマツダは現在もリクエストを続けているようです。

 

 

MAZDA3 ターボモデルは2020年に北米で正式発表されて大きな話題を集めましたが、販売されているのは現在も北米市場のみ。

その一方でオーストラリアマツダは正式発表直後からマツダ本社へMAZDA3 ターボモデル導入をリクエストしている事を度々明言していました。

右ハンドル仕様を新たに開発する必要性などが課題と報じられていましたが、オーストラリアマツダの関係者が現状について明言しています。

 

 

今回取り上げるのはオーストラリアの自動車メディア「CarSales」の記事。

CX-90の発売開始に合わせて開催されたメディア試乗会の場で、オーストラリアマツダマーケティングディレクターAlastair Doak氏へMAZDA3 ターボモデル導入に関してもインタビューを実施。

・オーストラリアマツダは現在も右ハンドルのMAZDA3 ターボモデル導入をマツダ本社へリクエストし続けている。

マツダ本社もリクエストは重々承知しているものの、ラージ商品群などが優先されている。

・これまでも度々明言されているが、オーストラリアへ導入するには右ハンドル仕様を新たに開発する必要がある事に加えて、同じ右ハンドル市場の日本でホットハッチは大量に売れるものでは無いので、ビジネスとして成立させるハードルも高い。

状況は以前とほとんど変わっていないものの、オーストラリアマツダは現在もマツダ本社へリクエストを出し続けているとの事。

元々オーストラリアではMAZDA3 MPS(マツダスピードアクセラ)の人気が高かった事に加えて、モータースポーツ車両として採用される事例も多かったので、ここまで熱心にリクエストを出し続けているのでしょうね・・・。

実現していない理由としては右ハンドル仕様を新たに開発する必要性や日本市場の需要が挙げられていますが、これに関しては英国の排ガス規制がかなり厳しくなった事も影響してるかもしれません(右ハンドル市場のメインは日本・英国・オーストラリア)

基本的にホットハッチは台数よりも高付加価値が重要なので、それに見合う性能だけでなくブランディングも必要かもしれませんが・・・。

 

 

右ハンドル仕様のMAZDA3ターボモデル実現はまだまだハードルが高そうですが、国内では昨年末からスーパー耐久シリーズへ「MAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio concept」が投入されており、このマシンにはバイオディーゼル仕様の2.2ディーゼルエンジンが搭載されています(もちろん右ハンドル)

あくまでレース用の車両ではありますが、MAZDA SPIRIT RACINGブランドの純正アクセサリーや高性能モデルの可能性について検討してる話も出ているので、意外に2.5ターボモデルより量産の現実味はあるかもしれません。

 

北米市場以外で高性能なMAZDA3が今すぐ出る可能性はさすがに低いとは思いますが、MAZDA SPIRIT RACINGの活動も含めて今後の展開に期待したいですね。