電動化車両(HV・PHEV・BEV)の導入を推進する方針の長安マツダですが、今後の販売比率に関する話題が出てきました。
ここ数年販売台数が減少傾向にあった長安マツダは昨年末に「CX-50 ハイブリッド」を発売したのに続いて、今年4月にはマツダと長安汽車の共同開発BEV/PHEV第一弾「EZ-6」と共同開発第2弾モデルのコンセプトカー「創 -ARATA-」を発表。
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EZ-6は今月から量産開始されて現地メディアによる試乗レポートも解禁され始めていますが、今後の電動化車両の販売に関する話題が出てきています。
今回取り上げるのは中国の自動車メディア「k.sina.com」の記事。
未来4年,长安马自达将在新能源领域投入100亿元,以年产销30万辆为目标,扎根中国,面向全球市场做新能源产品研发
预计到到2027年,长安马自达新能源车型销售占比将达到90%,实现合资新能源第一品牌的愿景目标。
長安マツダは今後4年間で新エネルギー分野に100億元を投資し、年間30万台の車両を生産・販売することを目指し、中国を拠点に世界市場へ向けた新エネルギー製品の研究開発を行うと予想される。
2027年までに長安マツダの新エネルギー車販売比率は90%に達し、新エネルギー分野で最初のブランドになるという合弁会社のビジョンを達成する。
こちらも中国で開催されたEZ-6メディア試乗会の模様をレポートしている内容ですが、記事のタイトルが「预计到2027年长安马自达新能源车型销售占比将达到90%(長安マツダの新エネルギー車販売比率は2027年までに90%を占める見通し)」となっていて、記事の後半部分でも今後4年間で100億元を投資して新エネルギー車(おそらくBEV・PHEVの意味)に注力する方針とまとめられていました。
今のところマツダ(長安マツダ)から具体的な投資額や新エネルギー車の販売比率目標は公表されていませんが、マツダの毛籠社長は4月の北京モーターショーで「EZ-6」「"創"の量産モデル」に続く新エネルギー車第3弾・第4弾も準備している事を発表。
現在長安マツダの新車ラインナップは5車種ですが、これから車種を大幅に増やす事もやや考えにくいので2027年頃に新エネルギー車が大半になる可能性は十分考えられますね。
現在マツダが開発中のEV専用アーキテクチャーは2027年導入開始と公表されている事に加えて、5月の決算発表資料から考えると中国市場は長安汽車と共同開発したBEV・PHEVにほぼ集約される予感もしますが・・・。
(中国の政治経済の不透明さによる投資リスク回避なども考えてそう?)
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まずは8月末~9月初旬に発売開始と報道されているEZ-6の反響が重要ですが、中国市場は電動化需要が特に高まっているので今後マツダがどのような形で巻き返していくのか注目です。
・石川県公式HP(令和6年1月4日から受付開始)
・富山県公式HP(令和6年1月5日から受付開始)
※:新潟県は現時点で義援金受け付けを行っていないので、日本赤十字を通じた義援金やふるさと納税で貢献するのがいいかもしれません。