欧州で正式発表されてから多くの注目を集めているマツダのラージ商品群第一弾モデル「CX-60」ですが、正式発表前から賛否を呼んでる"あの部分"について検証してみました。
CX-60に関しては3月9日(現地時間)に欧州で正式発表されてから続々と詳細情報が公開されていますが、正式発表前にテスト車両がスクープされた時から賛否を呼んでいるのが「マフラーカッターがダミーという点」
〇欧州で正式発表された実車(PHEV仕様)
〇正式発表前にドイツでスクープされたテスト車両(パワートレインはPHEV以外の可能性が高い)
マツダのラージ商品群第一弾モデル「CX-60」と思われるテスト車両がついにスクープされたので詳しくチェック。 - つらつらとMAZDA
これまで確認されている実車のマフラーカッターが共にダミーという事が賛否を呼んでいる状況ですが、そこでふと思い出したのが昨年6月にマツダが公開した「ラージ群アーキテクチャーのイメージ画像」
左から順番に「直6ガソリンエンジン」「直4ガソリンエンジンのプラグインハイブリッド」「直6ディーゼルエンジン」となっていますが、よく見るとマフラーが含まれているイメージ図もあります。
ちなみにこのイメージ図はスペインマツダが実施した登録制LIVEイベント「MEET MAZDA」でも公開されていました。
そこでパワートレイン別にマフラー形状がどうなっているのかチェックしてみたいと思います。
〇直4ガソリンエンジン採用のプラグインハイブリッド搭載モデル
まずは欧州で実車が正式発表された直4ガソリンエンジン採用のプラグインハイブリッド搭載モデルですが、こちらのイメージ画像はマフラーが含まれていませんでした。
ただ、先に取り上げたように実車では「左右2本出しで開口部は下向き」となっています。
〇直6ガソリンエンジン(48Vマイルドハイブリッド)搭載モデル
直6ガソリンエンジンのイメージ画像を見るとマフラーはプラグインハイブリッド搭載モデルと同様に「左右2本出しで開口部は下向き」となっています。
今のところこのイメージ画像で搭載されている直6エンジンは"SKYACTIV-X"が有力です。
〇直6ディーゼルエンジン(48Vマイルドハイブリッド)搭載モデル
直6ディーゼルエンジン搭載モデルのイメージ画像を見るとマフラーは「片側出しで開口部は下向き」となっているようです。
この形状は正式発表前にドイツでスクープされた車両と同じなので、このテスト車両は直6ディーゼルエンジン(マイルドハイブリッド搭載モデルという可能性が高そうですね。
ちなみにマフラーのサイレンサー横(緑で囲った部分)にもタンクのような物が備わっていますが、これはおそらく「尿素SCR用のタンク」だと思われます。
オーストラリアメディアの記事でも直6ディーゼルエンジンには尿素SCRシステムが搭載と報じられているのでその可能性が高そうです。
ただし、既存のSKYACTIV-D 2.2と同様に尿素SCRを搭載するのは欧州仕様のみという可能性もあります。
改めてチェックした限りだとマツダがイメージ画像を公開している3つのパワートレインではマフラーカッターがダミーになる可能性が高そうですね・・・。
個人的にはオートエクゼさんあたりからダミーでは無い4本出しマフラーが登場したらそれでもOKという考えですが(笑)
ただ、今回チェックしたのは「あくまで"欧州仕様の実車"と"イメージ画像"」である事に加えて、CX-60日本仕様ではマイルドハイブリッド無しの直6 SKYACTIV-DとSKYACTIV-G 2.5搭載モデルも設定されるという情報が出てきているので、日本仕様では形状が変わる可能性もゼロではありません。
まもなく正式発表されるCX-60日本仕様でそのあたりもどうなっているのか気になるところですね。