MAZDA2のSKYACTIV-G 2.0搭載モデルを導入する話が出ていたメキシコマツダですが、ついに搭載モデルの情報が正式発表されています。
MAZDA2に関しては今年エクステリアデザイン変更を含めた2023年大幅商品改良モデル(海外は2024年モデル)が登場していますが、メキシコマツダは2024年モデルでSKYACTIV-G 2.0搭載車を投入する事を予告。
歴代のMAZDA2/デミオで2.0リッターエンジンが搭載された事例は無かったので個人的にもかなり気になっていましたが、メキシコマツダが搭載モデルの情報を正式発表しています。
〇メキシコマツダ公式HP
メキシコで発表されたMAZDA2 SKYACTIV-G 2.0搭載車は"Signature"で、これは北米で販売されているマツダ車の最上級グレード名。
基本的な内外装は日本仕様のSPORTと同じですが、エクステリアで大きな特徴なのは「リアアンダースポイラー」と「2本出しマフラー」
この2つはすでに南アフリカマツダが公開した公式画像にも写っていましたが、SKYACTIV-G 2.0搭載車の画像だったようですね。
そして多くの方が気になるSKYACTIV-G 2.0のスペックですが、公式HPによると「最高出力:141hp」「最大トルク:137lb-ft」
参考までにメキシコで販売されているSKYACTIV-G 2.0搭載車と比較。
当初は実質的な兄弟車と言えるCX-3と同じスペックになる事が有力視されていましたが、実際は一回り軽量コンパクトなMAZDA2に合わせてチューニングされてるようですね。
ただし、公式HPや現地メディアの記事を見る限りだとトランスミッションは「6速AT」のみのようです。
元々メキシコ仕様はMTの設定が無かったので需要が限られてるのかもしれませんが、2本出しマフラーなどを見るとMTを希望する声も多くなりそうな予感・・・。
ちなみに、現行のBセグメント車で比較的近いスペックを調べてみると1.4ターボを搭載した「スズキ・スイフトスポーツ(140ps / 230Nm)」があります。
さらにBセグメントで2.0Lガソリンエンジンを搭載した車種も2000年代中盤に存在した「フォード・フィエスタST」くらいしか思い浮かばないので、今回発表されたMAZDA2 Signatureもかなりスポーティなモデルに間違いなさそうですね・・・。
あと、MAZDA2 Signatureの車両本体価格は384,900ペソ(日本円換算で約322万円)で、これはメキシコで販売されているCX-3・MAZDA3セダンのベースグレード"i"とほぼ同等の価格。
日本国内で販売されてるマツダ車の価格設定で想像すると200万円台中盤くらいの感覚でしょうか・・・?
現時点でSKYACTIV-G 2.0搭載のMAZDA2が発表されたのはメキシコのみですが、南アフリカマツダも同じ画像を掲載している事を考えると今後他の国でも販売される可能性は十分考えられます。
元々SKYACTIVのエンジンは「アップサイジング(ライトサイジング)」のコンセプトで開発されているので、走りだけでなく実燃費も意外に優れてる予感が・・・・。
日本市場にも"MAZDA SPIRIT RACINGバージョン"みたいな位置づけのホットハッチとして導入するのもアリでは?という気持ちが沸き上がってきます(笑)
日本仕様には分厚いトルクと優れた燃費が持ち味の「SKYACTIV-D 1.5」が用意されていますが、スポーティにエンジンを回す楽しみはガソリンエンジンに分があるでしょうからね・・・。