つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

マツダの2022年株主総会において出てきた話題がいくつか報じられているので紹介。

(画像 MAZDA)

 

本日6月24日はマツダの2022年株主総会が開催されましたが、総会において出てきた話題について報じられてる記事がいくつか出てきたので紹介したいと思います。

 

2022年株主総会の案内に関して取り上げた記事。

本日6月24日に2022年株主総会が開催されましたが、早くもいくつかのメディアで総会の模様が報じられているので気になる内容を紹介します。

 

まずは中国新聞の記事から。

題名にも書いてある通り、電気自動車の生産比率を拡大する可能性について言及があったようです。

リンク先によると・・・。

マツダ役員は世界各国の環境規制が厳しくなる中、2030年に生産車の25%を電気自動車(EV)とする方針を見直す可能性を示唆。

・古賀亮取締役専務執行役員はEVの生産比率25%について「見直しが必要と思う」と、拡大させる可能性に言及。

・(電池メーカーとの協業の考えについて)「電池や部材の高騰や地政学上のリスクもある。環境を見ながら慎重に進める」と応じた。

・丸本社長は「電動車は一括企画、共通構造で効率的に開発を進めている」と述べた。

マツダは昨年6月に発表した「2030年に向けた新たな技術・商品方針」において、2030年におけるEVの生産比率を25%に引き上げる方針を示していましたが、さらに見直す可能性があるようです。

(画像 MAZDA)

マツダはすでに「SKYACTIV EV専用スケーラブルアーキテクチャー」を2025年頃から導入する方針を示していますが、どこまで比率を引き上げるのか気になるところ・・・。

これに関しては今後アップデートした中期経営計画が発表される可能性もあるので続報を待ちたいと思います。

 

続いては「レスポンス」の記事。

マツダから発表された時から大きな注目を集めている藤原副社長の退任ですが、本日行われた株主総会で挨拶されたようです。

気になる退任理由に関しては・・・・

「この2年間、非常に厳しい中で丸本さんと二人でしっかりと足場固めをしようと努力してきた。その結果、この2年間で後輩たちが力強く成長してきたので、この段階で、この機会に私の第二の人生を歩ませて頂くということで、少し無理を言って理解を頂いて退任させて頂くことになりました」

個人的にはまだまだマツダを牽引して欲しかったところですが、藤原さんは後進へ譲って第二の人生を歩むとの事。

藤原さんはこれまで度々"オールジャパン"というフレーズを出されていたのでメーカーの枠組みを超えた新たな挑戦をされるのでは?という想像も広がりますが・・・。

ただ、一人のマツダファンとしてまずは本当にありがとうございました!

 

続いては日経新聞の記事。

こちらも藤原さんの退任に関する内容が中心となってる記事ですが、その中でこのような一文が・・・。

総会では他に丸本明社長が経営の重点施策を説明した。北米向けのSUV「CX-90」の生産を今期中に始めるなど新商品の投入に力を入れるほか、工場の脱炭素や社員のリスキリング(学び直し)を進める。

CX-90に関しては先月発表された2022年3月期 通期決算でも2022年度内に生産開始予定と公表されていました。

ただ、昨今の半導体・部品不足などの影響から生産開始が遅れる可能性もあるのでは?という心配もしていたのですが、現時点で変更は無いようです。

今年度内に生産開始という事を考えると今年後半には実車が初披露される可能性もあるので注目したいところですね。

 

最後にもう一つ「中国新聞」の記事を。

株主総会ではトヨタと合弁で建設した米国・アラバマ州の新工場に関しても新たな発表があったようです。

アラバマ州の新工場の生産を年内に2交代へ拡大する見通し。

・現在は昼間だけの操業で北米専用の新型スポーツタイプ多目的車(SUV)CX―50を造っており、夜勤を導入して生産を本格化する。

・CX-50の反響に関して青山裕大取締役専務執行役員は「販売店に届けた車の25%は到着した日に売れていて非常に好調」と説明。

北米向け新型SUV「CX-50」は4月から販売開始されていますが、販売店に届いた車の25%が当日に売れるくらいに好調なスタートを切っているとの事。

海外フォーラムを見る限りでも近隣の販売店に在庫が無いと報告しているユーザーが多い印象なので、供給不足を解消する意味でも夜勤導入は大きなポイントとなりそうです。

あとは日本の工場も含めて半導体・部品不足が解消していくのを願うのみですね・・・。

 

気になった内容が掲載されている関連記事は今のところ以上となりますが、今後さらに情報が出てくる可能性もあるので引き続き注目しておきたいと思います。