本日2023年3月17日、マツダから「代表取締役および役員の異動」「組織改革と人事異動」が正式発表されました。
Twitterでは一足先に取り上げましたが、マツダから社長交代を含めた「代表取締役および役員の異動」が正式発表され、各メディアでも速報として取り上げられています。
〇中国新聞
https://newsroom.mazda.com/ja/publicity/release/2023/202303/230317b.pdf
年度末に発表された事から各領域で異動が行われていますが、何より大きいのは新社長に毛籠勝弘さんが就任される事。
各メディアによると丸本社長は相談役に就任されるようです。
毛籠さんは主にマーケティングや広報の領域を担当されていますが、2016年~2021年には北米マツダの社長・会長を歴任。
マツダは北米市場を最重要視しているので、毛籠さんが就任されるのは丸本さんと同様に北米市場へ精通している事も関係してると思われます。
あと、毛籠さんはスポーツカーやモータースポーツにもかなり理解がある人というイメージもあるのでそこも個人的に楽しみですね。
SKYACTIVテクノロジー導入以降のモータースポーツ活動にはほぼ全て関係されてたはずなので(SKYACTIV-D RACING、IMSA、MAZDA3 TCR等・・・・)
(2023.3.18:追記)
北米マツダはJeffrey H. Guyton氏に代わる新たな社長兼CEOにTOM DONNELLY氏が就任する事を発表されました。
さらにマツダは合わせて「組織改革と人事異動」も同時発表。
(一例)
〇佐賀尚人さん(CX-30の初代開発主査)
⇒商品戦略本部長から「執行役員 R&D戦略企画・カーボンニュートラル担当、R&D戦略企画本部長」へ。
〇竹内都美子さん(MX-30の初代開発主査)
⇒人事本部長から「執行役員 グローバル人事・安全・病院担当、人事本部長」へ。
〇松江浩太さん(欧州マツダ副社長でMX-30 R-EV発表時のインタビューもあり)
⇒欧州マツダ副社長から「パワートレイン開発本部長」へ。
〇高原泰典さん(CX-60の車体とサスペンション開発を担当、ラージプラットフォーム主査)
⇒車両開発本部主査から「欧州マツダ副社長」へ。
こちらもかなり広範囲にわたって改革や異動が行われていますが、個人的に注目なのは欧州マツダ副社長が松江浩太さんから高原泰典さんへ変わった事。
これまで藤原清志さん(2003~)や廣瀬一郎さん(2012~)などマツダの車両開発で重要な役割を担った方々が歴任してきた役職なので、今後のマツダ車にどのような効果が出てくるのか気になるところですね・・・。
電動化対応など様々な課題がある中で発表された「代表取締役および役員の異動」「組織改革と人事異動」ですが、代表取締役および役員の異動は2023年6月開催予定の第157回定時株主総会・株主総会直後の取締役会の承認を得て行われる予定となっています。
電動化対応など様々な課題がある状況ですが、新たな体制となるマツダの更なる躍進に期待したいですね。