国内外に多くの生産拠点を設けているマツダですが、今回は防府工場を取材している記事で気になる部分がいくつかあったので紹介したいと思います。
日本国内におけるマツダの生産拠点と言えばマツダミュージアムが併設されている広島の本社工場が有名かもしれませんが、今回の話題は山口県にある防府工場。
本社工場と並ぶマツダの主要生産拠点ですが、第2工場は改修工事を行って2022年4月から「CX-60」の生産も開始(「CX-90」も生産開始されているのが有力)
現時点でラージ商品群モデルを生産している唯一の工場なのでマツダにとってより重要度が増していますが、今回オーストラリアとニュージーランドの自動車メディアが防府工場を取材しています。
〇Carsguide(オーストラリア)
〇DRIVEN(ニュージーランド)
今回はオーストラリアとニュージーランドでまもなく発売開始されるCX-60の試乗がメインですが、その中でもDRIVENは防府工場の様子も詳しく特集。
現在エントランスにはCX-60と一緒に4代目カペラの2ドアクーペも展示されてるようです。
続いて防府第2工場の概要も掲載されていますが、2023年2月時点で生産されているのは「MAZDA6」「CX-60」「CX-90」との事。
マツダ統合報告書2022に掲載されていた2022年3月時点の資料では「CX-5」も含まれていましたが、現在は他の生産拠点へ移管されているようですね。
続いて生産ラインの様子も掲載されていますが、よく見るとMAZDA6・CX-60だけでなくCX-90も・・・。
CX-90の生産風景が掲載されているのはおそらく世界初と思われます。
DRIVEN誌はさらに防府工場の模様を撮影した動画も公開。
こちらでも生産ラインの様子等がチェックできますが、動画の後半でかなり気になる車が・・・。
こちら完成直後と思われるCX-90ですが、矢印部分に給電口があるのでPHEVモデル(マツダ車の給油口は全て前方向かって左側)
そしてフェンダーアーチ等がボディ同色になっていますが、実はグレードや価格が公開されている北米仕様のPHEVにボディ同色仕様は設定されて無いので、現時点では"謎のCX-90"となります。
CX-90は他にオーストラリアや中国でも発売予定と公表されているので、北米以外の地域ではPHEVモデルにもボディ同色仕様が用意されるのかもしれませんね。
ちなみに中国では4月に開催される上海モーターショーでCX-90が現地初披露される話も出ています。
さらに動画では1月末に発表された「MAZDA2」の大幅商品改良モデルも多く映っています。
マツダ公式HPの試乗車検索でも大幅商品改良モデルが出てくるようになっているので、こちらも量産が本格化しているようですね。
MAZDA2商品改良モデルの実車が大阪マツダさんの2店舗へ配備されたようです🧐
— taku2 (@taku2_4885) 2023年3月13日
これ以外の販社にも実車が届き始めてるかもしれませんね・・・♪https://t.co/h8wzCPDwDB pic.twitter.com/bABbcEIkT6
今回出てきた記事・動画で気になった部分は以上となりますが、今回の内容を見る限りだとCX-90の生産も本格的に始まってるのはほぼ間違いなさそうですね。
さらに正式発表されてない仕様も確認できたので、CX-90はまだまだ明らかにされて無い事がたくさんありそうな予感も・・・(笑)
ちなみにマツダ関連施設の見学ではマツダミュージアムと本社工場が有名ですが、実は防府工場も見学コースがあります。
新型コロナウィルス感染拡大後は工場見学受付が一時停止されていますが、現在ラージ商品群を生産する唯一の場所なのでいつか見学に行ってみたいところです。