ここ数週間新たな内容が出てきてなかったマツダが出願中の特許ですが、今週は11件公開されたのでその中から気になった内容を取り上げます。
まずは「運転補助装置」という題名の内容。
特開2022-108716 | 知財ポータル「IP Force」
〇資料に記載されている特許の目的
本発明はブレーキロックスイッチの操作性を損なうことなくブレーキロックスイッチの意図しない誤操作を防止できる運転補助装置の提供を目的とする。
続いてもう一件「運転補助装置」という題名の内容を紹介。
特開2022-108511 | 知財ポータル「IP Force」
〇資料に記載されている特許の目的
本発明は、身体が不自由なドライバーであっても自由に運転操作が可能で、且つ、繊細なブレーキ操作を手動でも容易に可能とする運転補助装置の提供を目的とする。
続いて「車両用ドアの開閉装置」という題名の内容。
特開2022-108512 | 知財ポータル「IP Force」
〇資料に記載されている特許の目的
体が不自由な乗員の場合、乗員は、運転席に着座した状態で車椅子などの積載物を車室内に積み込むため、積載物が車室外にはみ出した状態で積み込まれることがある。
このような状態でリアドアを自動的に閉じた場合、リアドアと積載物とが接触する、あるいは積載物を挟み込むことで、リアドアを車体に係合できないだけでなく、積載物やリアドアが損傷するおそれがあった。
本発明は、上述の問題に鑑み、観音開き式の車両用ドアにおけるリアドアを、積載物やリアドアの損傷を抑えて安全に閉じられる車両用ドアの開閉装置を提供することを目的とする。
これら3件の特許出願は全てMX-30の手動運転車両「MX-30 Self-empowerment Driving Vehicle(SeDV)」に関する内容です。
MX-30 SeDVはフリースタイルドアのリア側をスイッチで開閉する事が出来るようになってるのが大きな特徴の一つですが、今回取り上げた特許出願でも関係する内容が出てきています。
ちなみにMX-30 SeDVは今のところ日本市場のみ発売されている状況ですが、同じような内容の特許が米国でも出願されているので、場合によっては海外でもSeDV仕様が設定される可能性があるかもしれません。
今週気になった新しいマツダの特許出願は以上となります。
来週以降も気になる内容があれば随時取り上げていきたいと思います。