本日9月22日、マツダがCX-60のリコールを届出したことを発表。
以前から話題が出ているアップデートとの関連も考えられるので詳しくチェックしたいと思います。
〇マツダ公式HP・リコール情報
マツダから発表されたリコール内容はこちら。
内容①
フロントスタビライザにおいて、コントロールリンクを固定するナットの締め付けトルクの設定が不適切なため、段差の乗り越え等でフロントスタビライザに捻じれが加わった際の入力により締め付けナットが緩み、がたつきや異音が発生することがあります。そのため、保安基準第14条の緩衝装置に求められる要件を満たさないおそれがあります。
改善処置内容⇒全車両、コントロールリンクを固定するナットを変更した規定トルクで締め付けます。
内容②
電力変換装置(インバータ)において、インバータ起動制御プログラムが不適切なため、エンジンを始動する際にインバータを起動できず、エンジンが始動しないことがあります。またハイブリッドシステムの異常を知らせるメッセージがメータ内ディスプレイに表示されるおそれがあります。
改善処置内容⇒全車両、インバータの制御プログラムを対策プログラムに書き換えます。
〇リコール対象車両
一般ユーザーへCX-60が納車された報告はまだ見てないので、今回の対象車両はすべて販売店に届いている試乗車・展示車の可能性が高いです。
CX-60に関しては販売店へ実車が配備され始めた9月上旬ごろからTwitter等で「パワートレインや脚周りのアップデートが実施予定で、一般ユーザーにはアップデートされた仕様が納車される」という話が浮上しており、販売店に配備されている試乗車はすでにアップデートが実施されている話も多く出てきていました。
ジャーナリストやメディアの試乗レポートでアップデートの有無に触れている内容が無かったので情報が錯綜していましたが、マツダから正式に発表された事で間違いないですね。
ちなみに、今回のリコールはスタビライザー締付トルクとインバーター起動制御プログラムが対象ですが、Twitter等ではこれ以外にも「エンジン・トランスミッションの制御やパワーステアリングの制御もアップデートされる」という話が出ており、実際にアップデート後の試乗車に乗ったユーザーさんからは変速ショックの低減やステアリングフィールの改善を体感したという声も多く見かけます。
リコールは保安基準に達していない場合に届出される制度なので、上記のような保安基準と関係ない走行性能やフィーリングに関する箇所のアップデートは含まれませんが、もしかするとインバーター起動制御と一緒にアップデートされてるのかもしれません。
かなり改善しているという声もあるので、試乗車が届いてすぐに試乗された方は改めて乗ってみる事をオススメしたいですね。