現在販売されているマツダ車のほぼすべてに搭載されているマツダコネクトですが、今回はマツダコネクトが無い車両に搭載されているセグメントオーディオに関する話題を紹介したいと思います。
「マツダコネクト」は2013年に登場した3代目アクセラ(BM/BY系)で初採用されたコネクティッドシステム。
2019年発売の「現行MAZDA3」からは新世代マツダコネクトも登場して今ではほぼ当たり前の装備になっていますが、一方でマツダコネクト未搭載モデルにはTOP画像の「セグメントオーディオ(正式名称:セグメント液晶オーディオディスプレイ)」を搭載。
〇3代目アクセラ「15C」
〇ロードスター 「S」「990S」
〇MAZDA2「15C」「15MB」
このディスプレイは3代目アクセラからデザインが変わってない事に加えて、最近は「ロードスター990S」が高い人気を集めているので実物を見たり実際に触れた方は思ったより多いかもしれません。
しかし、以前から海外のマツダ関連情報をチェックしてると先に紹介した物とはデザインが異なるセグメントオーディオがいくつかあったのでこの機会に紹介してみたいと思います。
①「CX-4」
中国市場専用モデルとして2016年に登場した「CX-4」もベースグレードにセグメントオーディオが装備されているのですが、その実物写真がこちら・・・・。
【马自达CX4】马自达CX4报价_马自达CX-4图片_汽车之家
形状自体はロードスターやMAZDA2と同じですが、本体のフレーム部分がシルバーではなくブラックになっています。
現時点でフレームがブラックになってるセグメントオーディオはCX-4のみですが、ロードスターやMAZDA2がシルバーのままなのは不明ですね・・・(笑)
CX-4に関しては中国で生産されているのが関係してるかもしれませんが・・・・。
②「CX-5」
日本仕様では全グレードマツダコネクトが標準装備になっているCX-5ですが、海外ではマツダコネクト"レス"の仕様が販売されている地域があります。
今回紹介するのは「サウジアラビア」で販売されているCX-5。
こちらはサウジアラビアで販売されているCX-5のベースグレードですが、内装を見ると・・・。
ボタンやダイヤル配置はロードスター/MAZDA2用と同じですが、本体のサイズは一回り大きくなっています。
マツダコネクト用のコマンダーダイヤルが装備されてる部分は小物入れになっていますが、CX-5でこのような仕様になってるのはある意味新鮮ですね(笑)
マツダコネクトが搭載されていない現行CX-5は他にも欧州等で販売されていましたが、新世代マツダコネクトが導入された2020年に廃止されたので現在この仕様が販売されてるのは確認した限りだとサウジアラビアなどの中東向けのみとなっています。
③「MAZDA6」
CX-5以上にマツダコネクトが装備されてて当たり前というイメージがあるMAZDA6ですが、こちらもCX-5と同様にサウジアラビアなどの中東でマツダコネクト"レス"仕様が販売されています。
こちらはサウジアラビアで販売されているMAZDA6のベースグレードですが、内装を見てみると・・・・。
こちらのセグメントオーディオは先に紹介したCX-5と同じ形状のようですが、フレームがシルバーではなくブラックなのに加えてインパネへ食い込むように装着されてるのでCX-5とまた雰囲気が異なります。
コンソールパネルがピアノブラックなので小物入れスペースもCX-5より質感が少し高く見えますね。
セグメントオーディオが装着されているMAZDA6はこれまで中東でしか確認してないのでかなり珍しい仕様。
加えて、動画に映ってる内装は合成皮革とファブリックを組み合わせたベージュ内装ですが、確認した限りだとこの内装も中東で販売されている車両のみなのでかなり独特な仕様となっています。
マツダのフラッグシップと位置付けられているMAZDA6の内装にセグメントオーディオとウレタンステアリングが備わってるのは不思議な光景でもありますね(笑)
現時点で確認できるセグメントオーディオの種類は以上となりますが、ここ最近はコネクティッドシステムの需要が増えている事に加えてマツダコネクトも新世代への刷新が少しずつ進んでいるので、今回取り上げたセグメントオーディオは徐々に減っていく可能性がかなり高いです。
第7世代商品群(MAZDA3・CX-30・MX-30・CX-50・CX-60)はグローバルでマツダコネクトが全モデル標準装備になっているので・・・。
個人的にロードスターとMAZDA2はマツダコネクトを搭載していないシンプルで軽量なモデルの需要が一定数あると思うので引き続き残してほしいところですが、今後の動向が気になるところです。