つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

欧州マツダがCX-60の内装を一部公開したので詳しくチェック、内装のコンセプトは「Kaichô」と「Musubu」(2022.2.24:追記あり)

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(画像 MAZDA EUROPE)

 

今月に入ってから続々と情報が出始めているマツダのラージ商品群第一弾モデル「CX-60」ですが、欧州各国のマツダが新たに内装を一部公開しました。

 

CX-60に関しては今月8日に欧州マツダティザー広告を解禁。

続いて17日にはドイツでテスト車両がスクープされ、3月8日頃の正式発表に向けて続々と情報やスクープが出てきていました。

 

そして今回、欧州各地のマツダティザー広告第2弾として内装を一部公開。

(一例)

〇英国マツダ公式ニュースリリース

〇ドイツマツダ公式ニュースリリース

〇スペインマツダ公式YouTube

公開された内装の一部がこちら。

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(画像 MAZDA EUROPE)

ニュースリリースに書かれているCX-60の内装コンセプト(※2022.2.24:追記)

「Kaichô("開帳"or"階調"どちらかの意味が有力)」

メープルウッド・ナッパレザー・日本の和織物・クローム加工パーツなど様々な素材や質感を組み合わせる事で生み出される調和を表現。

開帳:仏教寺院で本尊をはじめとする仏像を安置する仏堂や厨子の扉を開いて拝観できるようにすること。

開帳 - Wikipedia

(2022.2.24 追記)

ブログを読んでいただいてる方からAutocar Japanの記事に「階調」と書かれている事を教えていただきました!

意味合いから考えるとこちらが正解の可能性が高そうですね。

マツダ新型車「CX-60」 内装のディテール画像 新たなSUVが3/8発表へ | AUTOCAR JAPAN

階調:明るいところから暗いところまでの段階(グラデーション)の意味。階調が豊かだと明るいところから暗いところまで滑らかなグラデーションになる。

「Musubu(結ぶ)」

インパネのステッチ形状は日本独特の和織物の結び方からインスピレーションを得た。

ドアトリムやインパネの白い素材はMX-30で採用されていたファブリックと似てる印象ですが、ニュースリリースだとナッパレザーも使用されてるようです。

そして、ドアトリム上部には本杢目パネルがありますがこちらは「メープルウッド」

本杢目パネルはすでにCX-5やMAZDA6の最上級グレードで採用されている本杢パネルよりかなり明るい色合いですね。

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CX-5 Exclusive Modeに採用されてる本杢目パネル (画像 MAZDA)」

 

続いて画像をもとに気になるポイントを順番に紹介。

 

①:無事に(?)ドアグリップが採用されそう。

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(画像 MAZDA EUROPE)

個人的に車の内装で特に重視しているポイントの一つである「ドアグリップ」ですが、画像を見る限りだとCX-60も無事に採用されてそうです。

初代CX-5から始まった第6世代モデルではCX-9以外の全車種がポケット形状になってしまったものの、MAZDA3から始まった第7世代モデルで再び採用されてきてたので「おそらく大丈夫・・・」と思ってましたがまずは一安心しました(笑)

ドアグリップ関するブログも以前書いてるのでまよろしければチェックしてみてください。

 

②:エアコンルーバーの形状。

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(画像 MAZDA EUROPE)

エアコンルーバー(吹き出し口)も確認出来ますが、センター側は「横長」でピラー側は「縦長」になっているようです。

縦長のエアコンルーバーはCX-50でも採用されているので今後出てくるモデルにも採用されるかもしれませんね。

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「CX-50の内装 (画像 MAZDA USA)」

 

③:マツダコネクト用ディスプレイ周辺のダッシュボード形状はMAZDA3と似た意匠?

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(画像 MAZDA EUROPE)

第7世代モデルにおけるマツダコネクト用ディスプレイ周辺の意匠は大きく2パターンに分かれていますが、CX-60はどうやらMAZDA3と似た意匠になりそうです。

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「左上がMAZDA3 (画像 NetCarShow.com)」

ちなみに、先日取り上げたテスト車両の画像で見る限りだとマツダコネクト用ディスプレイの形状はMX-30やCX-50と同じ形状になりそうですが、サイズがどうなるのか気になるところですね・・・。

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(画像 motor1.com)

 

④:スピーカーグリルが僅かに見える。

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(画像 MAZDA EUROPE)

画像を明るくするとドアトリムにスピーカーグリルがあるのを確認出来ます。

マツダの第7世代モデルからはスピーカー位置が新しくなっていますが、ドアグリップと同じ高さにあるので画像に映ってるのはおそらく「中音域スピーカー」だと思われます。

動くオーディオルームをつくる:MAZDA3「MAZDA HARMONIC ACOUSTICS」 | 【MAZDA】マツダ公式ブログ Zoom-Zoom Blog

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「MAZDA3のスピーカー (画像 MAZDA)」


現時点で確認出来るポイントは以上となります。

白色基調に本杢目パネルが組み合わされているので、どちらかというとMX-30のように自然を意識した内装に感じますが、もしかするとこの内装はプラグインハイブリッド専用で直6エンジン搭載車はまた別の内装が用意される可能性もあるかもしれません。

あと、今回映って無かった「シフトノブ周辺」などもどうなっているのか気になるところ・・・。

既存のマツダ車はシフトノブ周辺にピアノブラックのパネルを使用してる場合が多いですが、個人的に指紋やキズが目立ちやすい事からCX-60では先に紹介したメープルウッドの本杢目パネルがシフト周辺にも採用されてると嬉しいですね。

あと、シフトノブ自体の形状も変わるのか気になっています。

3月8日頃の正式発表に向けて今後さらに情報が出てくる可能性もあるので引き続き注目ですね。