マツダのラージ商品群第一弾として発売開始された「CX-60」ですが、新たに採用された安全機能がきっかけとなって「ドライバー異常時対応システムに関する最新の国連協定規則」に日本で初めて対応した事が発表されました。
Twitterでは一足先に取り上げましたが、本日マツダからCX-60に関するニュースリリースが発表。
CX-60が改正保安基準に基づく型式指定を国土交通大臣より日本で初めて取得。
— taku2 (@taku2_4885) 2022年12月20日
ドライバー異常時対応システムに関する最新の国連協定規則に国内初対応 https://t.co/PoxvpZg1tC
ニュースリリースによると・・・・。
CX-60が日本で初めてドライバー異常時対応システムに関する最新の「国連協定規則第79号第4改訂」を踏まえた道路運送車両法の改正保安基準に適合するものとして、国土交通大臣より型式指定を取得。
国土交通省は2016年頃から「ドライバー異常時対応システム」のガイドラインを策定して4つの要件に分別。
・単純停止方式
・車線内停止方式
・路肩等退避型(高速道路版)
・路肩等退避型(一般道路版)
このように要件化したのは"世界初"で、2021年6月に開催された国際連合欧州経済委員会自動車基準調和世界フォーラム(WP.29)において、日本が策定したガイドラインをベースに国連協定規則第79号4改訂案が合意。
これを受けて日本では今年1月に道路運送車両の保安基準(1951年運輸省令67号)の改正が行われましたが、CX-60に搭載された「ドライバー異常時対応システム(DEA)」のリスク低減機能が改正後の保安基準に適合するものと判断された事から、日本で初めて改正保安基準に基づいた形式認定を取得しました。
さらに、新型車へ改正保安基準が適合されるのは2023年9月からの予定でしたが、CX-60はこれに先駆けて取得しているのもかなり凄いポイントです。
※CX-60のドライバー異常時対応システム(DEA)は「S Package」がメーカーオプション、「XD」は設定なし。
それ以外のグレードは標準装備。
ちなみに、現在CX-60に搭載されているドライバー異常時対応システム(DEA)はマツダ独自の先進安全技術「Mazda Co-Pilot Concept」のVer.1.0に該当しますが、2025年からはさらに進化させたVer.2.0が導入予定。
今後も安全・運転支援機能の重要度は高まっていくはずですが、引き続きマツダらしい"人間中心"で進化していくことを期待したいですね。