つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

インドネシアマツダが「CX-60」導入をまもなく正式発表か? フィリピンではさらに「CX-90」も導入される可能性が浮上。

主要マーケットへの導入が着々と進んでいるマツダのラージ商品群SUVですが、ASEAN地域でも新たな動きが出てきています。

 

 

まずはインドネシアの話題から・・・。

インドネシアマツダの社長Ricky Thio氏は昨年11月に行われた現地メディアのインタビューでCX-60を2023年に導入予定と証言。

現地メディアは導入されるパワートレインが「マイルドハイブリッド付きの3.0リッター直6ガソリンエンジンと報じていたので、現在も正式発表されて無い"e-SKYACTIV X 3.0"の可能性も浮上していました。

その後はしばらく動きが無かったのですが、今月に入ってより具体的な続報が出てきています。

 

インドネシアの自動車メディア「kumparan.com」の記事。

リンク先によると・・・。

インドネシアマツダの社長Ricky Thio氏はインタビューに対して「2023年前半に導入と公表していたハイブリッドの具体的な発売日はまだ公表できない」と回答。

・具体的な車名は明言されなかったが「大型プラットフォームを採用したSUV」「発売間近なので待っていて欲しい」と回答した。

ジャカルタ州政府が公開している自動車価格データベースにはすでにCX-60が登録されており、複数のパワートレインが用意される見込み。

Ricky Thio氏によると正式な発売はまもなく開始されるようですが、インドネシアの首都ジャカルタ州のデータベースにはすでにCX-60の情報が登録されているとの事。

そこでジャカルタ州が公開しているデータベースを検索してみると・・・。

Informasi Nilai Jual Kendaraan Bermotor

(画像 DKI JAKARTA)

データベース上によるとインドネシアへ導入されるCX-60のパワートレインは「純内燃機関モデル(2WD/AWD)」「マイルドハイブリッドモデル(AWD)」

正確なエンジンの種類は不明ですが、kumparan.comによるとマイルドハイブリッドはCX-60オーストラリア仕様にも設定されている直6ガソリンターボエンジン"e-SKYACTIV G 3.3"が有力のようです。

昨年の時点ではe-SKYACTIV X 3.0の可能性が浮上していましたが、こちらに関してはやはり欧州市場で最初に登場する流れでしょうか・・・。

車両価格に関しては「432,000,000~526,000,000ルピア(日本円換算で約398~484万円)」と表示されていますが、おそらく諸費用や税金が含まれていない金額だと思われます。

インドネシアではすでにCX-60と思われるテスト車両もスクープされているので、まもなく正式発表される可能性がかなり高そうですね・・・。

 

 

 

続いては「フィリピン」からの情報・・・。

フィリピンマツダは先月行われた現地メディアの取材で、CX-60の導入を決定した事と6月9日に詳細を発表予定と公表。

フィリピンには直6ターボエンジン(ガソリン/ディーゼル)搭載モデルが導入されるようですが、さらにラージ商品群SUVを導入する可能性が出てきました。

 

〇フィリピンの自動車メディア「Autofun.ph」の記事。

こちらは日本や欧州でMAZDA3商品改良モデルが発表された事を取り上げてる記事ですが、後半部分にこのような記述がありました。

・MAZDA3はまだ改良前モデルの受注が多く残っているので、日本や欧州で発表された商品改良モデルがフィリピンへ導入される時期は未定。

・フィリピンマツダはMAZDA3商品改良モデルより先に「CX-60」と「CX-90」の発売に向けた準備を進めている。

フィリピン国内の販売店ではすでにCX-60とCX-90の予約受付が開始されており、我々の情報筋によると車両価格は「CX-60:250~300万ペソ(日本円換算で約609~730万円)」「CX-90:340~(日本円換算で約828~877万円)」程度との事。

どうやらフィリピンにはCX-60に加えてCX-90も導入予定で、国内の販売店ではすでに予約受付が開始されておおよその車両価格に関する情報も出ているようです。

フィリピンではCX-9が販売されているので、北米やオーストラリアと同様にCX-90を後継モデルとして導入する事になりそうですね・・・。

これまでCX-90導入が発表されたのは北米やオーストラリアでしたが、フィリピンに導入された場合はASEAN地域初となります。

 

 

これまでラージ商品群SUVに関する話題は日本や欧米が中心でしたが、ここ最近はASEAN地域や南アフリカなどでも話題が出てきているので、これからグローバル展開が本格化していきそうですね。